とんま天狗は雲の上

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W杯アジア第2次予選 グループB第3戦 日本vs.北朝鮮

 結局、アジア2次予選の第2戦、シリア戦は放送がなかったが、無事勝利。3戦目は北朝鮮と対戦する。ラフプレーが怖いが、けっして負けてはいけない相手。まずは日本で対戦する。日本の布陣は4-2-3-1。上田綺世をトップに、トップ下に南野を置いて、右SH堂安、左SHに前田大然。ボランチFA杯で延長戦まで戦った遠藤をベンチに置いて、守田と田中碧が先発した。DFは右SB菅原、左SB伊藤洋輝。町田と板倉のCBに、GK鈴木彩艶がゴールを守る。冨安や三苫など、ケガのため欠場の選手もいるが、ベンチには久保らもいて、けっして遜色のない先発陣だ。

 対する北朝鮮の布陣は4-4-2。チョンイルグァンとハングァンソンの2トップに、SHは右にペクチョンソン、左にはチェジュソン。キムグクボムとリウンチョルのダブルボランチに、DFは右SBキムキョンソク、左SBキムボンヒョク。キムユソンとチャングクチョルのCB、GKはカンジュソク。FWハングァンソンはユベントスでもプレーしたそうだ。

 序盤、日本が攻め込む。そして2分、CF上田が左サイドでボールをキープすると、中に落としたボールにCH田中碧が走り込み、クロス。右SH堂安がヘディングで折り返したパスをOH南野がシュートするが、DFがブロック。再び右SH堂安が中へ折り返すと、CH田中が走り込んでシュート。日本が幸先よく先制点を挙げた。

 2分には右SBキムキョンソクから左SH前田がボールを奪い、ドリブルからシュート。わずかにポスト右に外れたが、序盤から日本が攻め込んでいく。11分には、右SH堂安のスルーパスにCH守田が抜け出して、切り返しからシュート。13分、CH守田の縦パスに走り込んだ左SH前田が落として、右SH堂安がボレーシュート。GKカンジュソクのファインセーブに弾かれたが、前田や堂安が躍動。次々と北朝鮮の守備を崩していく。14分には右CB板倉のフィードから右SH堂安がシュート。

 18分、右SB菅原のCKからCB町田がヘディングシュート。さらに21分には、右SB菅原がFKを直接狙う。29分、CH田中の縦パスのこぼれをCH守田がシュート。しかしなかなか追加点は奪えない。43分、CHリウンチョルからOH南野がボールを奪うと、ドリブルで運び、CF上田のパスからOH南野がスルーパス。右SH堂安が抜け出して、GKと一対一。だがシュートはまたもGKカンジュソクのファインセーブに阻まれた。うーん、チャンスは掴むが、ゴールは遠い。前半はこのまま折り返した。

 すると後半頭、北朝鮮は、チェジュソンとリウンチョルを下げて、左SHリイルソンとCHカングクチョルを投入する。すると2分、GKカンジュソクのフィードをFWチョンイルグァンが落とし、FWハングァンソンがシュート。GK鈴木がわずかに当たって、左ポストを叩く。はね返りをFWチョンイルグァンが落とすと、右SHペクチョンソンがシュート。ネットを揺らす。だが、FWチョンイルグァンが落とした際に、左SB伊藤を突き飛ばしたとしてファールの判定。ゴールは認められなかった。助かった、日本。

 日本も6分、左SB伊藤の縦パスに走り込んだ左SH前田がDFを追い越してクロス。CF上田が飛び込むが、シュートはうまく当たらず、ゴールを外す。7分、北朝鮮はキムキョンソクを下げて、右SBチェオクチョルを投入。その後も北朝鮮が前から積極的にプレスをかけて、攻めてくる。10分、右SHペクチョンソンのクロスに左SHリイルソンがヘディングシュート。11分にはCHカングクチョルがミドルシュートを放つ。

 すると13分、日本は守田に代えて、CH遠藤航を投入する。これで多少、守備が安定したか、北朝鮮の攻勢はやや下火に。22分、右SB菅原のCKにCB板倉がヘディングシュートも、GKカンジュソクがキャッチ。23分、北朝鮮はチョンイルグァンを下げて、FWキムグクジンを投入する。27分、右SB菅原のCKからCH田中がミドルシュート。しかしDFにブロックされる。

 守備は安定したが、前半のようには攻められなかった日本は29分、堂安、南野、菅原を下げて、CB谷口、右WB橋岡、右FW浅野を投入。布陣を3-4-3に変更する。これでさらに日本の守備が安定。かつ、FW浅野が俊足を飛ばして、再び攻められるようになってきた。35分、左SB伊藤のスルーパスにCF上田が走り込み、シュート。これがGKカンジュソクがセーブ。直後の36分には、上田を下げて、CF小川航基を投入する。北朝鮮も38分、キムボンヒョクに代えて、FC岐阜でプレーする左SBムインジュを投入した。

 44分、CH田中のCKを左FW前田がフリックして、右WB橋岡がミドルシュート。橋岡もよく戦って、右サイドから積極的に仕掛けていく。45+4分には左SB伊藤の縦パスに走り込んだCH田中からの戻しを、CH遠藤が横に流して、右CB板倉がミドルシュート。そしてタイムアップ。1-0。序盤の1点を守り切って、勝利した。

 後半序盤は北朝鮮に攻め込まれ心配したが、CH遠藤の投入。そしてCB谷口を投入して3バックにしたことで、守備だけでなく、攻撃面も活性化した。森保監督のナイス采配だった。さて次は北朝鮮へ乗り込んでの第4戦。と思ったら、北朝鮮からの申し出により、北朝鮮でのゲームは中止になった。「代わりに日本で」という北朝鮮からの申し出は断ったそうだが、少し残念。ではいったいどこで。中東説や中国説もあるようだが、さてどうなるか。どこでやるにしろ、余裕を持って、第4戦を戦えるはず。慢心は無用。次も勝利を期待したい。