来年のW杯北中米大会に向けて、この時期にアメリカ遠征ができるのはいいマッチメイクだ。初戦はFIFAランク13位のメキシコが相手。DFやMFにケガ人が多い日本だが、いいゲームを見せてもらいたい。メキシコはかつて日本代表監督を務めたアギーレがチームを率いる。
日本の布陣は3-4-3。上田綺世をトップに、シャドーに久保と南野。WBに、三苫と堂安が開き、ボランチは遠藤と鎌田。CBは右から、板倉、渡辺剛、瀬古。GKは鈴木彩艶。一方、メキシコは4-3-3の布陣。ラウル・ヒメネスをトップに、アルバラードとベガがWGに開く。中盤はアルバレスをアンカーに、右IHピネダ、左IHルイス。DFは、右SBホルヘ・サンチェス、左SBガジャルド。モンテスとバスケスのCBに、GKはマラゴン。
序盤から、日本が前からプレスをかけていく。4分には、CHアルバレスへのパスをCH遠藤が出足よくカットして、右WB堂安の落としから右IH久保がシュート。これは枠を外れるが、続くGKマラゴンのゴールキックを今度はCH鎌田がカットして、CF上田のポストから右IH久保が落として、CF上田が走り込む。だがDFにクリアされた。
その後も日本がペースを握る。11分には、左WB三苫がドリブルで中へ持ち込むと、右IH久保がミドルシュート。GKマラゴンが横っ飛びファインセーブで弾き出す。さらに15分には、CB渡辺のフィードに右WB堂安が走り込み、飛び出したGKマラゴンの上を抜くループシュート。だがライン上でDFがクリアした。
メキシコは19分、右WGアルバラードがクロス。これはGK鈴木彩艶がキャッチする。23分には、左WBベガのクロスにCHアルバレスがヘディングシュート。枠は捉えられない。日本も28分、CH鎌田の縦パスに左IH南野が抜け出すが、シュートは打てず。DFがクリアする。チャンスは作るが、決めきれず。32分、メキシコは攻守の要、CHアルバレスがケガでリラに交代する。
しかし、その後はメキシコが攻勢。37分、左SBガジャルドの縦パスを右IHピネダが落とし、CFラウル・ヒメネスがシュート。しかしこれはDFがブロックした。内容的には日本が優勢の展開だったが、結局、ゴールは挙げられず。前半はスコアレスで折り返した。
後半も日本は押していく展開。3分、右IH久保のミドルシュートはDFに当たってこぼれと、CF上田が走り込んでシュート。だがGKマラゴンがセーブした。8分にはCH鎌田の縦パスをCF上田が右に落とし、右WB堂安がスルーパス。右IH久保が走り込み、クロスに左IH南野がボレーシュート。このゲーム最大のチャンスだったが、力んだか、シュートはバーの上を越えていった。残念。メキシコもその直後、右WGアルバラードがミドルシュートを放つ。
15分、日本は板倉が足を痛め、右CB関根に交代。一方、メキシコもこのタイミングで、ラウル・ヒメネス、ベガ、アルバラードの3人のFWに右IHピネダを下げて、CFサンティアゴ・サンチェス、右WGベルテラメ、左WGロサノ、さらに右IHエリック・サンチェスを投入する。
20分、日本は、右CB関根の縦パスを右WB堂安が落とし、CF上田がつないで、左IH南野から左に流して、左WB三苫がシュート。だが右SBホルヘ・サンチェスがブロックする。一方、メキシコも23分、左WGロサノのFKにCHリラがヘディングシュート。これはGK鈴木彩艶が横っ飛びファインセーブで弾き出した。24分、日本は南野、久保、鎌田を下げて、左WB前田、右WB伊東、CH佐野を投入。三苫と堂安をシャドーに上げた。だが、ゲームは動かない。すると36分、今度は三苫と堂安に代えて、FW町野と右IH鈴木唯人を投入。布陣も町野と上田の2トップに、遠藤をアンカーに置いて、佐野と鈴木唯人をIHに並べる3-5-2の布陣に変更する。メキシコもルイスをCHロドリゲスに交代する。
だが、2トップにしたことで逆にアンカーのリラに対してプレスがかからなくなり、メキシコが攻めやすくなった感じ。42分、左SBガジャルドの縦パスに左WGロサノが走り込み、中への送ったパスを右IHロドリゲスがクロス。左WGロサノが胸トラップからシュートを放つが、右CB関根がブロック。43分には、右IHロドリゲスのクロスを右WGベルテラメがシュート。ポスト左に外れる。
日本も45分、左WB前田のスローインからCH遠藤がドリブルで運ぶと、スルーパスにCF上田が抜け出す。完全フリーかと思ったが、CBモンテスが後ろから足をかけて倒してしまう。決定機の阻止ということで、モンテスにはレッドカードが提示され、メキシコが一人少ない状況に。だが残り時間が少なすぎる。メキシコはリラをCBに下げて、4-4-1にして守備を固める。45+7分、後方のFKからFW町野がヘディングシュートをするが、枠は捉えられず。そしてタイムアップ。結局、ゲームはスコアレスドローで終わった。
内容的には日本の方がよかった。特に前半は主導権を握ったが、決定的なチャンスが得られず。後半の南野のボレーシュートが最大のチャンスだったが、決めきれず。45分のFW上田綺世が抜け出したシーンは惜しかったけど、レッドカード覚悟のファールで得点は阻止された。残念だけど、FIFAランク上位のメキシコに互角以上の戦いができた。次は中2日でアメリカとの対戦が待っている。アメリカは前日の韓国戦に0-2で敗戦。さすがにホームで連敗はできないと必死に戦ってくるだろう。思うところだ。次もいい内容のゲームを見せてほしい。今日出場しなかった選手たちの活躍も見てみたい。