とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アジア杯 グループD第3戦 日本vs.インドネシア

 第2戦でイラクに敗れた日本だが、インドネシアに勝てば問題ない。久保と南野の関係など、これまでの課題を解決し、いい感じで勝利して、決勝トーナメントに進んでいきたい。このゲーム、日本は遠藤をアンカーに置く4-3-3の布陣を組んできた。右IHに久保、左IHに旗手。FWはワントップに上田綺世を置き。右WGに堂安、左WGに中村。DFは右SB毎熊、左SBに中山。町田と冨安のCBに、GKは鈴木。対するインドネシアは5-4-1。ストライクをトップに、右SHフィリク、左SHサユリ。ボランチにフェルディナンとジェナーが並ぶ。DFは右WBにウォルシュ、左WBにアルハンが入り、CBは右からリド、アマト、ウブネル。GKはエルナンド・アリ。

 開始2分、右WG堂安の縦パスに、CF上田がポケットに入っていくと、CBアマトが後ろから抱えて倒してしまう。PK。これを上田が決めて、日本が幸先よく先制点を挙げた。その後も攻める日本。インドネシアはブロックを固めて守るが、ラフなプレーも多い。日本は久保と堂安が頻繁にポジションを変えて、右サイドを崩していく。24分には右IH久保の縦パスにCH遠藤が走り込み、戻しを右IH久保がシュート。インドネシアもようやく30分、左WBアルハンの縦パスにCHフェルディナンが走り込み、クロスからCKを得るが、これが前半初めての攻撃シーンだった。

 34分、日本は右IH久保のループ状のスルーパスに左WG中村が走り込み、シュート。さらに、はね返りを右IH久保がシュート。35分には右SB毎熊のパスから右IH久保の縦パスに右SB毎熊が走り込み、落としを左WG中村がシュート。左ポストを叩いた。さらに44分、左SB中山の縦パスに右IH久保が走り込むと、クロスを右SB毎熊が折り返して、CF上田がボレーシュート。DFにブロックされたが、いい感じでボールが回る。前半はここで終了。日本の1点リードで折り返した。

 後半も日本が優勢。インドネシアの堅い守備にやや手こずるが、少しずつ崩していく。そして7分、右WG堂安がドリブルで運ぶと、左WG中村の縦パスにさらに堂安が走り込み、クロスにCF上田がシュート。日本が追加点を挙げた。さらに9分にはGK鈴木のフィードを右WG堂安が受けて、走り込んだ左IH旗手の落としから右WG堂安がシュート。だがわずかにポスト左に外れた。

 インドネシアは直後、サユリを下げて、左SHスレイマンを投入。日本は15分、久保のCKからCB町田がヘディングシュート。17分にはCB冨安のフィードから右WG堂安がループシュートを放つが、わずかにポストも右。惜しい。インドネシアも18分、左SHスレイマンの縦パスに右SHフィリクが走り込み、戻しをCHフェルディナンがシュート。これがインドネシアの初シュートだったかもしれない。直後の19分には、右WG堂安の縦パスをCF上田が落とし、CH遠藤が左につないで、右IH久保から左WG中村の縦パスに左SB中山が走り込み、クロスに右WG堂安がヘディングシュート。だがCBウブネルがクリアする。堂安は最後のシュートが決まらない。

 23分、日本は旗手と中村を下げて、左IH南野、左WG前田を投入。インドネシアも28分、

フィリクに代えて、長身CFバゴットを前線に投入。ストライクを左SHに下げ、スレイマンが右SHに回る。日本は久保と南野がトップ下に並ぶ形にしたが、これだと大きな渋滞は起きず、いいのではないか。35分には左IH南野が起点となり、左SB中山の縦パスに左WG前田が走り込み、クロスのはね返りを右SB毎熊がミドルシュート。しかし37分には久保と冨安に代えて、CH佐野とCB渡辺を投入。布陣をいつもの4-2-3-1に戻した。久保と南野の連携をもう少し見ていたかった。

 40分、CF上田がミドルシュートを放つと、41分には堂安を下げて、右WGに伊東純也。そして43分、右SB毎熊の縦パスに右WG伊東が走り込み、クロスをCF上田がシュート。CBウブネルに当たってゴール。残念ながらオウンゴールとなり、上田のハットトリックはならなかったが、日本が3点目を挙げた。44分、インドネシアはストライクを左SHアムブアヤに交代する。45+1分、左サイドから左WBアルハンがロングスロー。OH南野がヘディングで触ったボールがファーサイドに流れ、右WBウォルシュがシュート。インドネシアに1点を返されてしまう。しかしゲームはここで終了。3-1。日本が快勝し、グループ2位での決勝トーナメント進出を決めた。

 町田や渡辺など、森保監督はまだいろいろな試行をしつつ、ゲームを消化している。旗手もよく機能して可能性を感じる。レギュラー陣といえる上田や中村、南野、久保、堂安、伊東らも順調。絶好調な南野と久保はトップ下に並べることでうまく機能するか。必ずしも併用しなければいけないわけではないので、今後の森保監督の手腕に期待したい。次の相手は韓国になるか、ヨルダンか。どこが来ても、今の日本ならしっかり勝利してくれるだろう。目標どおりアジア杯奪取なるか。決勝トーナメントも期待したい。