とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ドイツは強い! 2点のビハインドをひっくり返し、5-3で勝利。

 W杯予選グループC最終戦。前節でW杯出場を決めたドイツに2位スウェーデンのゲーム。スウェーデンイブラヒモビッチが累積で出場停止。お互い順位が決まって消化試合になってしまうかと危惧したが、豈図らんや、スウェーデンが2点を先制し、面白い展開に。それにしてもそこからの5得点はさすがドイツ。やはり強い。
 序盤、お互い高いプレスでキビキビとしたいい感じで始まった。6分、右SBラームのクロスのクリアをCHシュバインシュタイガーミドルシュート。だがその直後、GKウィラントからのフィードをFWトイヴォネンが落とすと、右SHラーションのクロスにFWヒセーンがシュート。何とスウェーデンが先制する。
 12分、左サイド中盤からのFKを右SHミュラーがヘディングシュート。バーを叩く。その後もドイツが攻め込んでいく。だが、スウェーデンも高い位置からの速いプレスでドイツの攻撃を自由にさせない。そしてボールを奪うとカウンター。34分、39分とCHシュバインシュタイガーミドルシュートスウェーデンの堅い守備ブロックにドイツの攻撃は遠目からシュートを打つのみ。
 すると42分、スウェーデンがカウンター気味にCHシェルストレームのスルーパスから左SHカチャニクリッチが抜け出しシュート。何とスウェーデンが追加点を挙げる。W杯出場を決めての2点ビハインド。ドイツはこれで勝負をあきらめるかと思った44分、CHクロースの縦パスをCFクルーゼが受けて中にパス。DFに当たってずれたタイミングにOHエジルがうまく合わせてトラップすると即シュート。前半のうちにドイツが1点を返した。
 後半初めから右SHミュラーに代えてゲッツェを投入。若手に代表ゲームを慣れさせるのかなと思ったら、ここからドイツの攻撃にスイッチが入った。6分、左SHシュールレが中に切れ込んでドリブルからミドルシュート。これはGKウィラントが正面でキャッチ。だが8分、左SHシュールレが中にパスを入れると、CFクルーゼのポストから右に展開。OHエジルが仕掛けて中にパスを入れると右SHゲッツェがシュート。あっさりと同点に追い付く。
 そして12分、CBニルソンのパスを左SHシュールレがカットするとそのままドリブルからシュート。3点目。簡単に勝ち越してしまう。20分、スウェーデンPA前でFKのチャンスをつかむが、CHシェルストレームのキックは壁に当たる。そして21分、DFにゲッツェとクルーゼでプレッシャーをかけてボールを奪うと、ゲッツェが左にスルーパス。左SHシュールレがシュート。4点目を入れる。
 スウェーデンも24分、ラーションのFKにFWセヒーンが抜け出してボレーシュート。1点を返す。だが31分、CHクロースが左に流すと、左SHシュールレが中に切れ込んでミドルシュート。きれいにゴールネットに吸い込まれ、ハットトリックの活躍。5-3と突き放した。スウェーデンも38分、CHスヴェンソンがミドルシュートを放つが、GKノイアーが横っ飛びセーブ。最後はドイツが悠々とパスを回してタイムアップ。ドイツが2点のビハインドをはね返し、5-3と逆転勝利を挙げて、グループリーグに有終の美を飾った。
 それにしても強い。クローズやポドルスキマリオ・ゴメスがいなくても、ゲッツェシュールレ、クルーゼ、ドラクスラーと若手が次々と現われては活躍する。心配なのは守備。フンメルスメルテザッカーの長身CBとボアテングとのコンビネーションが今一つ安定せず、このゲームでも3失点。だがそれをはね返す攻撃力がある。W杯でのドイツの活躍が今から楽しみだ。