とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第24節 リバプール対レスター

 久しぶりにレスターのゲームを観た。岡崎はベンチスタート。もうすっかり交代要員となってしまった。それも勝ち試合で前線から守備をする役割。もうレスターで岡崎のゴールは期待できないのだろうか。冬の移籍はなくなったようだ。来季はどこでプレーするのか。そろそろ日本に戻ってきたらどうか。

 首位を走るリバプールは今季ホームではリーグ戦無敗。引き分けも第8節マンC戦で引き分けたのみ。前日に行われたゲームで2位マンCが敗戦しているだけに、ここは勝ち点差を7へとさらに引き離したいところ。対するレスターは10位。第18節チェルシー戦、第19節マンC戦と連勝したもののその後は1勝3敗と調子を落としている。リバプールは右SBにケガ人が相次ぎ、右SBにはヘンダーソンが入った。ボランチはケイタとワイナルドゥム。シャキリが右SHに入り、サラーがCF、フィルミーノがトップ下に入る布陣だ。対するレスターはバーディーのCFにトップ下にマディソン。SHのグレイとオルブライトンは前半途中から左右を入れ替わった。ボランチはメンディとディディ。DFは右からリカルド・ペレイラエバンス、マグワイア、チルウェルと並ぶ。GKはもちろんシュマイケルだ。

 開始3分、リバプールが幸先よく先制点を挙げる。左SBロバートソンのクロスにOHフィルミーノとDFが走り込むと、こぼれたボールを左SHマネがフェイントからシュート。ゴール右隅に決めた。6分には右SBヘンダーソンのスルーパスに走り込んだCFサラーが大きくサイドチェンジ。OHフィルミーノがミドルシュートを放つが、GKシュマイケルがファインセーブ。続くCKに左SHマネがヘディングシュートを放つ。序盤は圧倒的にリバプールが押し込んでいく。12分過ぎた時点でのボール保持率はリバプールが86%。しかしその後は次第にリバプールもパスは回すもののゴール前でチャンスをつかめないようになっていく。

 逆にレスターは25分、GKアリソンの縦パスをCFバーディーが詰めて、足に触ると、右SHオルブライトンのクロスにOHマディソンがヘディングシュート。絶好機だったが、シュートはポスト右に外れた。36分には左SHマネがドリブルで突破。右に流して、CFサラーがミドルシュートを放つが、レスターのDFがブロックする。そして45+2分、右SBリカルド・ペレイラのドリブルが倒されて、右サイドでFKを得ると、OHマディソンのFKのクリアをCHディディがシュート。これはDFブロックに合ったが、左SBチルウェルがヘディングで前に送り、CBマグワイアがヘディングシュート。レスターが前半終了間際、同点に追い付いた。前半は1-1で折り返した。

 後半になると多少レスターも盛り返し始める。5分、左SBチルウェルのしかけからOHマディソンがクロス。CFバーディーが走り込むが、DFにクリアされた。7分にはOHマディソンのFKをCBマグワイアがヘディングで折り返す。DFに当たったボールがあわやオウンゴール。GKアリソンがセーブした。しかしその後はまたリバプールが攻め返す。12分、右SHシャキリミドルシュート。さらにCHケイタのドリブルからOHフィルミーノが落として、さらにケイタがPA内に侵入。足を踏まれて倒れたようにも見えたが、主審はPKを取らず。

 なかなか勝ち越し点が奪えないリバプールは22分、右SHシャキリに代えてOHララーナ。フィルミーノをトップに上げて、サラーを右WG。さらにCHケイタに代えてファビーニョを投入する。しかし28分、右SBヘンダーソンのFKをクリアすると、OHマディソンからCFバーディーがドリブル。左SHグレイが抜け出してシュート。レスターのカウンターを浴びるが、ここはGKアリソンがセーブする。29分には右SBヘンダーソンのサイドチェンジからCFフィルミーノがシュート。しかしGKシュマイケルがナイスセーブ。続くCKからCBマティプがヘディングシュートを放つが、枠は捉えられない。

 レスターは31分、OHマディソンに代えてチョードゥリー。39分にはグレイに代えてOH岡崎を投入。守備を固める。リバプールも37分、CFフィルミーノに代えてスタリッジを投入。42分、左WGマネが長駆ドリブル。右SHチョードゥリーがよく付いてブロックすると、こぼれ球をCFスタリッジミドルシュート。45+4分にはOHララーナのCKに左SHマネがヘディングシュートを放つが、これも枠を捉えられない。リバプール・サポーターの形相が次第に固まっていくなか、タイムアップ。1-1。結局、前半終了間際のゴールが効いて、ゲームは引き分けに終わった。

 しかし2位マンCも敗戦して、これで勝ち点差は5。続くウェストハムボーンマス戦をしっかりと戦えば何も問題はない。それにしても今節はチェルシーボーンマスに0-4と大敗し、5位に順位を下げた。下位チームが降格を気にしつつ士気を高め、チームの成熟度が上がる中、上位チームに取りこぼしが目立つ。これでアーセナルが4位に上がった。今後もしばらくCL圏内をめぐる激しい争いが続きそうだ。