とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第8節 マンチェスター・シティvs.リバプール

 第7節を終えて、いつの間にか首位に立つリバプールに対して、マンCの調子が上がらない。それでもCLではここまで3連勝を続け、リーグ戦もレスターに敗れて以降は引分け・勝ち・引分け・勝ちと何とか勝ち点を積み重ねている。今季初めてマンCのゲームを観戦する。リバプール相手にどんなゲームを見せてくれるだろうか。

 マンCの布陣は4-2-3-1。ジェズスをトップに、デブルイネがトップ下に入る。右SHに20歳のフェラン・トーレス。左SHはスターリング。ロドリがアンカー気味にギュンドアンボランチを組む。DFは右SBにカイル・ウォーカー、左SBはジョアン・カンセロ。CBには新加入のルベン・ディアスとラポルテが入り、GKはエデルソン。一方のリバプールも同じく4-2-3-1で組んできた。ワントップはサラー。トップ下にフィルミーノが入り、マネは左SH。右SHにはジョタが入る。そしてヘンダーソンとワイナルドゥムのダブルボランチ。アレクサンダー・アーノルドとロバートソンの両SBは変わらないが、CBはマティプとジョー・ゴメス。GKはアリソンが守る。

 序盤からリバプールが高い位置からプレスをかけて攻めていく。そして13分、左SBロバートソンのパスを受けて左SHマネが仕掛けると、後ろから追いかけた右SBウォーカーが触って倒してしまう。PK。これをサラーが決めて、リバプールが先制点を挙げた。18分にも左SHマネのクロスにCHヘンダーソンミドルシュート。パスを回しながら攻めるマンCだが、リバプールの速いプレスに対してなかなか決定機が作れない。

 ようやく25分、OHデブルイネのクロスに左SHスターリングがシュート。これはGKアリソンの正面。しかし31分、右SBウォーカーのクロスをOHデブルイネがワンタッチで縦に送ると、CFジェズスがヒールで前に流して反転。右SBアレクサンダー・アーノルドをかわしてシュートを放つ。ゴール。マンCが同点に追い付いた。するとゲームはマンCがペースを握り出す。32分、OHデブルイネがミドルシュートリバプールも35分、左SBロバートソンのクロスのクリアを右SHジョタがミドルシュート。そして38分、OHデブルイネのクロスがCBジョー・ゴメスの手に当たる。主審がVARで確認の上、PKを指示した。一気に逆転か、と思ったが、このPKをデブルイネが外してしまう。なんと!

 リバプールは44分、CHヘンダーソンのフィードに抜け出した左SHマネがドリブルからカットイン。だがシュートチャンスを作れず、渡したCFサラーがスルーパス。これに右SNアレクサンダー・アーノルドが走り込み、シュートを放つ。GKエデルソンがナイスセーブ。こぼしたボールに右SHジョタが詰めるが、何とかGKエデルソンが抑えた。45+2分にはアレクサンダー・アーノルドが直接FKを狙うが、バーの上。前半はこのまま1-1で折り返した。

 後半は互角の展開。4分、右SHジョタから左に展開。左SHマネの縦パスに左SBロバートソンが駆け上がり、クロスにOHフィルミーノが飛び込むが、わずかに届かない。GKエデルソンがキャッチすると、すぐにCHギュンドアンに渡す。そして、右SHフェラン・トーレスがドリブルで持ち上がると、右に流して、OHデブルイネがクロス。CHギュンドアンと左SHスターリングが走り込むが、手前でGKアリソンがキャッチ。今度はリバプールが逆襲。CFサラーのシュートがDFに当たって、ゴール前に落ちていくところへ、OHフィルミーノと左SHマネが走り込む。GKエデルソンがパンチングでクリア。こぼれ球を拾ったジョタがシュートを放つが、GKエデルソンの正面。しかしわずかの間に面白い攻防だった。

 10分にはマンCも左SBカンセロのクロスにCFジェズスがヘディングシュート。だが枠を捉えられない。するとリバプールは14分、フィルミーノを下げて、右SHにシャキリを投入。ジョタをトップ下に移す。マンCも16分、右SHフェラン・トーレスに代えてベルナルド・シウバを投入する。18分、リバプールは右SBアレクサンダー・アーノルドが足の不調を訴え、急遽ミルナーと交代した。その後はお互い攻め合うが、お互い守備も堅く、なかなか決定機が作れない。38分、左SHマネが強いヒールキックでスルーパスを出し、CFサラーが走り込むが、左SBカンセロが対応、クリアする。その後もマンCがパスを回し、リバプールはカウンター。だがお互いシュートは打てず、そのままタイムアップ。1-1。今季初対戦はドローに終わった。

 しかしこの2チームによる対戦はやはり面白い。引き分けて依然10位と低迷するマンCだが、十分面白いサッカーをしているし、リバプールもトップ3人の爆発力は相変わらず。しかし第8節を終えて首位を走るのはレスター。続いてトッテナム。首位から勝ち点差3以内に6チームが入る混戦だ。10位マンCとてわずか勝ち点差6。今季のプレミアリーグはまだまだこの先どうなるか全くわからない。今季は大混戦の面白いリーグ戦になりそうだ。