とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第37節 マンチェスター・シティ対レスター

 いよいよプレミアリーグも残り2試合。先にゲームを終えたリバプールニューカッスル相手に勝利したため、キックオフ前の時点でマンCが勝ち点差2のビハインド。勝たなければ優勝は危うい。対戦相手のレスターも8位ながら、わずかにEL出場の可能性を残し、勝利を目指す。岡崎はベンチにも入らなかったが、内容的にはいいサッカーを展開した。マンCはデブルイネとフェルナンジーニョがケガで、ギュンドアンがアンカーに入り、若いフォーデンが右IHで先発した。CBにはラポルテと並んでコンパニが入る。対するレスターも4-3-3の布陣。バーディーをワントップに、右WGオルブライトン。マディソンは左FWでバーディーに近い位置を取る。中盤はディディをアンカーに左IHチョーダリー、右IHティーレマンス。DFは右からSBリカルド・ペレイラ、CBエバンス、CBマグワイア、左SBチルウェル。GKはもちろんシュマイケルだ。

 序盤、レスターが積極的な入りを見せて、互角にゲームが進む。8分、右IHティーレマンスのパスを左FWマディソンがスルーパス。右SBリカルド・ペレイラが走り込んでシュートを放つ。マンCも11分、右SBウォーカーの縦パスを右IHフォーデンが胸トラップから反転してミドルシュート。GKシュマイケルがキャッチした。その後は次第にマンCが攻め込み始めるが、レスターもしっかりと対応。自由にシュートを打たせない。18分にはCHギュンドアンのCKを左FWスターリングが空振り。右IHフォーデンがミドルシュートを放つが、枠を外す。31分には右FWベルナルド・シウバがドリブルで仕掛けてミドルシュート。DFブロックのこぼれを右IHフォーデンが落として、CHギュンドアンミドルシュート。しかしこれもDFがブロック。続くCKから右IHフォーデンがミドルシュート。さらにギュンドアンのCKにCFアグエロがニアに飛び込んでヘディングシュートを放つが、GKシュマイケルがファインセーブ。ゴールを許さない。

 34分、CHギュンドアンのFKをCBコンパニがヘディングで折り返すと、CFアグエロが走り込むが、これもDFがブロックする。前半終了間際にはスローインから右FWベルナルド・シウバがミドルシュートを放つが、GKシュマイケルがナイスセーブ。レスターの守りを崩せないまま、前半を終えた。

 後半は序盤、レスターがパスをつないで攻めこむ。だが3分、右FWベルナルド・シウバがミドルシュートを放つと、7分には右SBウォーカーのクロスを左IHダビド・シルバがヘディング折り返し、ゴール前で左FWスターリングがヘディングシュート。しかしバーの上にふかしてしまう。8分、右FWベルナルド・シウバ。9分、左IHダビド・シルバミドルシュート。さらに13分にもCHギュンドアンミドルシュートと、マンCが攻めていくが、なかなかレスターのゴールをこじ開けることができない。

 逆に18分にはカウンター、CBマグワイアがドリブルで運び、最後は左FWマディソンがミドルシュートを放つが、これは枠を捉えられなかった。このまま引き分けてしまうと、最終節を残して2位に落ちてしまうマンC。焦りが見え始める。17分にはフォーデンを下げて、左FWサネを投入。スターリングを右FWに移す。24分、CHギュンドアンの縦パスがCBエバンスに当たってCFアグエロの元へ。だがシュートはDFにブロックされた。刻々と時間が過ぎる。焦るマンC。だが25分、DFラインでボールを回すと、CBコンパニの前にスペースが。1回シュートの構えを見せたが、寄せが甘いと見るや、思い切ってミドルシュート。これが直接ゴール右隅に飛び込んだ。ゴール! 値千金の先制ゴールはCBコンパニがねじ込んだ。

 29分、レスターは右WGオルブライトンミドルシュートを放つも、GKエデルソンの正面。30分には右IHティーレマンスに代えて右WGバーンズを投入。オルブライトンを右IHへ。35分には左FWマディソンに代えてイヘアナチョを投入。さらに40分には右IHオルブライトンに代えてグレイ。一方、マンCも41分、CFアグエロに代えてジェズスを投入。しっかりと時間を使う。42分、左IHチョーダリーの縦パスからFWイヘアナチョがミドルシュートを放つが、大きく左に外す。最後はマンCがダビド・シルバに代えてCBストーンズを投入。守備を固めて、そのまま逃げ切った。1-0。マンCは最終節を勝ち点差1の首位で迎えることになった。

 マンCは前節に続いて1-0と薄氷の勝利で首位をキープ。最終節は17位ブライトンが相手。ブライトンは既に残留は決めており、よほどのことがない限り、勝利して優勝を決めるだろう。それにしてもコンパニのミドルシュートがなければ立場は全く変わっていた。値千金以上の価値があるミドルシュートだった。これがまさに持っているということか。コンパニももちろんだが、グアルディオラ監督の勝負強さに舌を巻く。