とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第16節 エヴァートンvs.マンチェスター・シティ

 マンCが止まらない。年明けに延期となった第16節エヴァートンと対戦したマンC。ギュンドアンの欠場で多少でも勢いが落ちるかと心配したが、まったく不在を感じさせない。このままリーグ終了まで勝ち続けていくのではないか。エヴァートンの布陣は4-2-3-1。守備を重視してか、ハメス・ロドリゲスはベンチに置いて、リシャルリソンがワントップ。トップ下にシグルズソンが入り、右SHイウォビ、左SHディニュ。トム・デービスとドゥクレのダブルボランチに、DFは右SBにホルゲイト、左SBはゴッドフレイ。マイケル・キーンとミナのCBにGKはピックフォード。対するマンCは前節のメンバーからギュンドアンに代わってマフレズが右WGで先発。フォーデンが左IHに下がり、スターリングが左WG。DFはカイル・ウォーカーが久しぶりに先発に復帰して右SBに入り、ジョアン・カンセロが左SB。CBはルベン・ディアスとラポルテの組合せ。GKはエデルソン。

 序盤からマンCがパスをつないで攻めていく。2分、左SBカンセロのミドルシュートはGKピックフォードがナイスセーブ。7分には右IHベルナルド・シウバがミドルシュート。17分、CHロドリのスルーパスにCFジェズスが走り込み、シュートを放つ。その少し前にピッチに座り込んでいたCBミナだが、18分に右SBコールマンに交代。ホルゲイトがCBに下がって対応。エヴァートンは早い時間から選手交代を余儀なくされた。

 それでもその後はしばらく互角の展開が続く。そして32分、フォーデン左からのCKがファーに流れたところを右WGマフレズが仕掛けてクロス。DFに当たってこぼれたボールを左IHフォーデンがシュート。マンCが先制点を挙げた。しかし直後の37分、エヴァートンも反撃する。右SHイウォビのパスから右SBコールマンがクロス。左SHディニュのミドルシュートは右ポストに当たり、ゴール前に詰めたCFリシャルリソンに当たってゴールにこぼれ落ちた。エヴァートンが同点に追い付く。40分には左IHフォーデンのミドルシュートもあったが、GKピックフォードがセーブ。前半は1-1で折り返した。

 後半になってもマンCがボールを保持して攻めていく展開は変わらない。6分、左SBカンセロの縦パスをCFジェズスとDFが競って、こぼれ球を右IHベルナルド・シウバがシュート。GKピックフォードがナイスセーブする。エヴァートンも8分、GKピックフォードからのフィードをCFリシャルリソンがポストになって右に流すと、右SHイウォビのクロスをOHシグルズソンがシュート。これはDFがブロックした。

 10分、右SBカイル・ウォーカーからの斜めのパスをCFジェズスがシュート。16分にはフォーデンのCKからCHロドリがヘディングシュートを放つ。そして18分、右IHベルナルド・シウバの落としから右WGマフレズが強烈なミドルシュート。左ポストに当たってゴールに転がり込んだ。ついにマンCが勝ち越し点を挙げた。これで攻めなくてはいけなくなったエヴァートンは24分、右SHイウォビとCHトム・デービスを下げて、OHハメス・ロドリゲスと左SHキングを投入。コールマンを右SHに上げて、ホルゲイトを右SBに戻し、ゴッドフレイがCBに下がって、ディニュが左SB。反時計回りに一人ずつ動いた感じ。シグルズソンボランチに下がった。

 だが、なかなか有効な攻めはできない。逆に32分、右WGマフレズの縦パスをCFジェズスが落とし、右IHベルナルド・シウバが強烈なミドルシュート。マンCが追加点となる3点目を挙げた。35分には故障から癒えたデブルイネをスターリングに代えて投入。さらに45+1分にはCHロドリに代えてフェルナンジーニョ。ゲームから遠ざかっていた選手を投入して試合勘の復帰を図る。エヴァートンは結局その後も決定的なチャンスを作ることはできないままタイムアップ。3-1。マンCが快勝してリーグ12連勝を飾った。

 これで上位陣の試合消化数が並んだが、2位マンUとの勝ち点は10。このまま最後まで突っ走りそうな勢いだ。一方、エヴァートンは7位のまま変わらず。次節は6位リバプールとの対戦が待っている。勝ち点差は3、勝てば勝ち点で並ぶ。試合数が1試合少ないことを考えれば引き分けでもいい。少なくとも3連敗だけは許されない。プレミアリーグも残り10試合。いよいよCL・ELを目指した戦いの時期になってきた。