とんま天狗は雲の上

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ブンデスリーガ第2節 ホッフェンハイム対ブレーメン

 ブンデスリーガは今年もDAZNに放映権はなく、NHK-BSでの放送を待つしかない。深夜枠での放送だが、放送時間が週後半になると週末のゲームも始まり、観戦する気が失せる。だが今週・来週と火曜日・水曜日にブレーメン、フランクフルトのゲームが放送される。まずは大迫がゴールを挙げたブレーメンのゲームを観戦した。

 開幕戦はお互い黒星発進となったホッフェンハイムブレーメン。勝利が欲しいゲームだ。ホッフェンハイムは3-4-3の布陣。ベブーをトップに、スコウとバウムガルトナーがシャドー。中盤はルディとガイガーがボランチに入り、右WBカデラーベック、左WBスタフィリディス。CBは右からポッシュ、フォクト、ビチャクチッチ。GKはバウマンが守る。対するブレーメンは4-3-1-2。フュルクルクとヨハネス・エッゲシュタインの2トップの下に大迫が入る形。中盤はシャヒンをアンカーに、右IHマキシミリアン・エッゲンシュタイン、左IHクラーセン。DFは右から右SBゲブレセラシエ、CBエメル、CBモイサンデル、左SBフリードル。GKにはパブレンカが入る。

 序盤、ブレーメンが積極的に前からプレスをかけていく。8分にはCHシャヒンの縦パスを受けたOH大迫が素早い反転からミドルシュートを放つ。ホッフェンハイムもようやく15分を過ぎてパスを回して攻めていく。一方、ブレーメンはOH大迫によくボールが入り、大迫が起点となってゲームを作る。17分、CBエメルが足を痛め、右IHムーバルトに交代。DFはマキシミリアン・エッゲンシュタインが右SBに回り、ゲブレセラシエがCBに下がる。しかし、その後もお互いなかなかシュートまでいけず、膠着した状況が続く。

 38分、ブレーメンはCHシャヒンのCKをFWフュルクルクがヘディングシュート。そして42分、FWフュルクルクのフリックからOH大迫がドリブルで運ぶと、左に流して、IHムーバルトがミドルシュート。これで得たシャヒンのCKをFWフュルクルクがヘディングシュート。ブレーメンが先制点を挙げた。ホッフェンハイムアディショナルタイム、右WBカデラーベックのクロスに左FWバウムガルトナーがヘディングシュート。これがようやく前半2本目のシュート。前半はブレーメンの1点リードで折り返した。

 しかし後半9分、ホッフェンハイムはCHガイガーのCKから左CBビチャクチッチがヘディングシュートを決めて同点に追い付く。ブレーメンは直後の11分、FWヨハネス・エッゲシュタインが仕掛けてシュート。続くCKのクリアを左IHクラーセンが前に送ると、右SBマキシミリアン・エッゲシュタインがボレーシュート。しかしGKバウマンのナイスセーブで弾かれた。すると14分、CHルディの縦パスを右FWスコウがトラップ。後ろに逸らしたが、これがCFベブーへのナイスパスとなってシュート。ホッフェンハイムが勝ち越し点を挙げた。

 ホッフェンハイムは17分、バウムガルトナーに代えてCFベルフォディルを投入。ベブーを右FWに下げる。すると21分にはFWベブーのパスからFWスコウがミドルシュート。わずかにポスト右に外れる。24分にはFWスコウに代えて左FWグリリッチを投入する。後半はここまでなかなか大迫にボールが入らなかったブレーメンだが、26分、CBモイサンデルのフィードをOH大迫がDFに競ってつぶれ、こぼれ球をCHシャヒンが右に展開。右SBマキシミリアン・エッゲシュタインのクロスをIHクラーセンがシュート。DFに当たってこぼれたボールをOH大迫がボレーシュート。GKバウマンが弾き返したボールをFWフュルクルクが押し込む。同点ゴール! と思ったら主審が耳に手を当てる。そしてVARのジェスチャー。FWフュルクルクがDFと競り合った際にボールが手に当たっていたとしてゴールが取り消された。そして32分にはカウンターで進むCHガイガーをFWヨハネス・エッゲシュタインが手をかけて倒す。2枚目のイエローカードで退場となってしまった。

 1点ビハインドでしかも一人少なくなったブレーメンだが、攻撃の手を緩めない。そして36分、CBフォクトの縦パスをIHクラーセンがカットすると、ゴール前に斜めのパス。OH大迫が受けて、CBビチャクチッチをかわしてミドルシュート。ゴール左隅に決まり、今度こそブレーメンが同点に追い付いた。しかしシュートの際に大迫が足を攣る。41分にはハルニックと交代した。

 ところがその直後の42分、CHガイガーのCKに右WBカデラーベックがヘディングシュート。再びホッフェンハイムが勝ち越した。ブレーメンは直後の43分、CHシャヒンを下げてFWピサロを投入するが、その後はシュートを打てず。結局3-2、ホッフェンハイムが勝利。ブレーメンは開幕2連敗スタートとなってしまった。

 それでも大迫はしっかりチームの柱になっている。CHシャヒンが守備の柱なら、大迫は攻撃の柱。すべての攻撃は大迫を経由して始まり、大迫に渡せば相手に取られることはない。それでも守備陣はケガ人が多く、このゲームでもCKから2失点したのはそうした影響があるのかもしれない。それでも大迫は攻めるしかない。大迫のいっそうの活躍を期待したい。