とんま天狗は雲の上

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ブンデスリーガ第13節 ウォルフスブルク対ブレーメン

 大迫がケガで休んでいた間、1敗4分と低迷したブレーメン。大迫の復帰後、前節は初ゴールも上げたが、上位チームが続いたせいもあって、1分2敗と依然勝利がない。今節の相手は7位ウォルフスブルク。失点がリーグで最も少ない堅守のチームだ。ウォルフスブルクの布陣は3-4-3。ベホルストをトップにビクトルとメフメディがシャドー。アーノルドとギラギブのダブルボランチに、WBは右WBウィリアム、左WBルシヨン。3バックは右からクノッヘ、ブルマ、ブルックス。GKはカステールスというメンバー。対するブレーメンは4-3-3。大迫をトップに、右WGビッテンコートと左WGラシツァがワイドに開く。中盤はシャヒンがベンチに座り、より守備的なバルグフレーデをアンカーに右IHマキシミリアン・エッゲシュタイン、左IHクラーセンが入る。DFは右SBゲブレセラィ、CBバリコビッチ、CBグロス、左SBアウグスティンソン。GKはパブレンカが守る。

 開始4分、ブレーメンは左WGラシツァがゴール前にクロスを入れるが、左IHクラーセンはわずかに届かない。するとウォルフスブルクも5分、右WBウィリアムのクロスに左FWビクトルがヘディングで合わせる。そして13分、右サイド中盤からのFKをビッテンコートが蹴り込むと、CF大迫がうまくターンしてミドルシュート。これがCHギラブギの手に当たって、VARの末にPKの判定。左WGラシツァが決めて、ブレーメンが幸先よく先制点を挙げた。

 ウォルフスブルクも17分、CBグロスからCFベルホストがボールを奪い、左に流して、左FWビクトルがシュート。しかしGKパブレンカがファインセーブで弾き出す。しかしその後もウォルフスブルクが攻勢。CF大迫も前線でボールを収めようとするが、うまく収められないシーンが続く。だが29分、CF大迫が収めると、右IHエッゲシュタインが右に展開。右WGビッテンコートのパスを左IHクラーセンが左に流して、左WGラシツァがシュートを放つ。これはサイドネットに外れる。

 ウォルフスブルクも32分、CHギラブギの縦パスを右WBウィリアムが落として、右FWメフメディがシュート。そして36分、メフメディのCKをCBブルックスがヘディングで落とすと、CFベホルストがシュート。ウォルフスブルクが同点に追い付いた。しかしこれで気落ちせず、すぐに攻め込んだブレーメンは39分、CHバルグフレーデの縦パスを左IHクラーセンが中へ落とすと、左SBアウグスティンソンが内側を上がってボールを運び、サイドチェンジのクロスに右WGビッテンコートがヘディングシュート。再びブレーメンが勝ち越した。ウォルフスブルクもすぐに反撃。44分にはCHアーノルドのCKにCHギラブギがヘディングシュートするも、GKパブレンカがビッグセーブ。その後もウォルフスブルクが攻め込んだが、ブレーメンが何とか守り切り、前半は2-1、ブレーメンの1点リードで折り返した。

 後半は序盤、ウォルフスブルクがCKのチャンスをつかむが、ブレーメンが何とか守ると、その後はブレーメンが攻め込む。しかし攻めきれずにいると、16分、ウォルフスブルクはCHアーノルドのFKからCBブルマがヘディングシュート。ネットを揺らす。だが主審がVARで確認。オフサイドでゴールは取り消された。

 ウォルフスブルクは15分、右FWメフメディに代えてブカレロを投入。その後は互角の展開から次第にウォルフスブルクが優勢に。25分には左WBルシヨンのクロスに右WBウィリアムがシュート。GKパブレンカがナイスセーブ。28分には右SBクノッヘを下げて、FWギンチェクを投入。4-4-2の布陣にしてウォルフスブルクが攻勢をかける。するとその直後、左SBルシヨンのクロスをCHギラブギが落として、右SBウィリアムがミドルシュート。これが決まり、再びウォルフスブルクが同点に追い付いた。

 30分には右SBウィリアムのクロスをFWギンチェクがフリック。左SBルシヨンがフリーになるが、シュートは打たずに横にパス。CHアーノルドのシュートはDFがブロック。助かった。31分、ブレーメンはCHバルグフレーデに代えてFWサージェントを投入。布陣を4-4-2に変更する。直後の32分、FW大迫のスルーパスにFWサージェントが抜け出すと、いったん戻したパスを右SHビッテンコートが再び縦へ。サージェントが追い付いて戻したパスをFW大迫がていねいに落とす。だがCHエッゲシュタインのシュートは枠を外した。

 33分、大迫はここでピサロに交代。ベテランながらピサロもよく動いて守備をさぼらない。オープンな展開となった後の38分、CHエッゲシュタインがカウンターで持ち上がると、スルーパスに左SHラシツァが走り込み、シュート。三たびブレーメンがリードする。41分には右SHビッテンコートに代えて右WBラングを投入。3-4-1-2にして守備を固める。しかしCKやFKのセットプレーで攻め込むウォルフスブルク。45+3分にはCHアーノルドのFKにFWベホルストがヘディングシュート。だがGKパブレンカがファインセーブ。そしてタイムアップ。ブレーメンが9試合ぶりの勝利を挙げた。

 喜ぶ大迫。前線で収める場面こそ少なかったが、先制点は大迫の反転シュートからPKを得たし、大迫が収めて展開した場面からは何度もチャンスを作った。これで順位は13位。何より久しぶりに勝利が挙げられてよかった。次節は最下位のパダーボルン。しっかりと連勝して勝ち点を積み上げていきたい。また大迫の活躍にも期待したい。