とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

政局・政策・政治のつまらない選択

 「政局」という言葉の意味を今ほど実感したことはない。世界が大きく変動する中で、日本だけは小さな政権争いに興じている。いよいよ選挙日程が決まりり、「政策で選択」という言葉も聞かれるが、政策の中身は何かと言えば、いわゆるマニフェストがその内容を示すらしい。しかしマニフェストを読んでも(ろくに読んでないけど)、世界情勢や社会状況などの大きな潮流の変化に際して、大きな国の進路と転回を示すような主張はほとんどなく、その場限りの膏薬のような公約が並べられている(ような気がする)。
 選挙に夢を感じない。「今、民主党に投票することが、時流に乗った選択」とマスコミがPRすれば、めだか社会の日本人は本流からはずれないように従順な選択をしてみせる。しかしよく見てみれば、政権を維持したい人たちと政権を奪取したい人たちの集団が、美辞麗句と対立党派の中傷を繰り返しているばかりで中身にそれほどの違いを感じない。
 サッカーの日本代表であれば、国内に適当な人材がいなければ、外国の優秀な監督にお願いすることもできるが、政治家の場合はそうもいかない。もっとも日本代表もいろいろなしがらみの中で岡田監督になっているようだから、ベストな人材というわけでもないだろうが。
 今、マスコミがもっとも力を入れているであろう政治番組やニュースがもっともつまらないという現実。先々週あたりから政治ニュースは見ないようにしています。