とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル 余裕の連勝

 第2節はCLのため延期で、第3節のポーツマス戦が実質2戦目にしてホーム初戦。第1節に代えて両サイドをエブエとギブスで組み、ソングに代えてデニウソン、セスクでボランチを組む。ベントナーに代えて前節久し振りに登場、得点のエドワルドが先発。
 開始早々から余裕のパス回しで、一方的に押しつづける。3分、デニウソンからのクロスをエドワルドがスルーしてディアビ。9分にはアルシャビンとセスクのパス交換からアルシャビンがシュート。そして18分、セスクから右サイドに開いたエドワルドに長いパスを送り、クロスをディアビが強烈シュートで先制する。
 さらに21分には、相手CKをディアビがクリアすると、アルシャビンからセスク、エブエと渡り、ディアビがゴール! あっという間の怒濤のカウンター!
 その後もアーセナルが押しに押すが、余裕がありすぎるのか、GKの前でパスを回してクリアされるシーンが再三。中でもファン・ペルシーが32分、35分FKとシュートを放つが、ゴールにならない。
 と37分。CKのこぼれを左サイドからベルハジがクロスを上げると、カブルが高い高いヘッドで1点を返す。この後、少しでもポーツマスが押すことができればよかったが、アーセナルは点を取られても慌てることなくさらにボールキープ率を高め、圧倒する。43分、エドワルドからファン・ペルシーのシュートは惜しかった。
 後半に入りようたくポーツマスも中盤からプレスがかかり、パスがつながるようになる。2分、ウタカ。3分、ピキオンヌとシュートを放つも軽くクリアされる。
 そして後半6分、アルシャビンのFKにファン・ペルシーが後ろに逸らし、フェルメーレンが飛び込み、ギャラスが押し込んだ。3点目。
 20分のピキオンヌとカヌーのワンツーからピキオンヌが抜け出すが、ギブスが追いついてクリアする。見事。そして23分、ファン・ペルシーからのスルーパスにセスクに代わったラムジーが抜け出し4点目のゴール。後はピキオンヌやウタカが抵抗するも、らくらく収めてゲームを終えた。
 前節6-1のゲームの後で、ベンゲル監督は「これで優勝候補になれるわけではない」と自虐的なコメントを残したが、この充実ぶりは今年の活躍を期待させる。次節マンU、続いてマンCとさっそく勝負所がやってくる。ここをどう乗り切るか、興味深い。