とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル前節の反省を生かして快勝

 前節、マンUに30戦振りの黒星をつけたウォルバーハンプトン。一方アーセナルは4-0からまさかの引分け。その精神的な痛手はどうかと心配したが、さすがアーセナル。きちんと立て直して2-0とウォルバーハンプトンを一蹴した。
 前節ディアビが一発レッドで退場したが、ソングが戻ってきたのが大きい。前節ケガで交代したジュルーも戻ってきて、ほぼ万全のメンバーがそろった。ウォルバーハンプトンも前節の好調を持ちこし、立ち上がりから積極的に前からプレスをかけてくるが、アーセナルもきちんと受けて反撃をする。4分、ウィルシャーがドリブルで前進。6分にはソングが前進してファンペルシーがシュート。ウォルバーハンプトンもDFラインを高く保ち、タイトな中盤でいいゲームを展開する。
 しかしアーセナルは一発。ここまでなかなかいい形でボールを持てなかったセスクが右サイドやや深い位置でボールキープすると、ファンペルシーがするすると上がり、ドンピシャのクロスに身体を倒しながらのダイレクトボレー。見事にアーセナルが先制点を入れる。
 その後も中盤のプレスからアーセナルが速い攻撃を繰り出す。25分、クリシーから左サイドをウィルシャーが抜け出しクロス。31分にはウィルシャーのフィードからアルシャビンが抜け出しクロス。ウォルコットがシュート。GKが弾いたところをセスクがシュート。DFがクリア。直後の32分、ウィルシャーのスルーパスにセスクが抜け出すが、僅かに届かず。35分、セスクからファンペルシー、ウォルコットのスルーパスアルシャビンが抜け出すが、わずかにオフサイド
 ロスタイムにもセスクのスルーパスからウォルコットがドリブルからクロス。ここはファンペルシーがうまく受けられない。さらにファンペルシーのポストプレーからソングがドリブル、スルーパスファンペルシーがシュート。GKナイスセーブ。
 15分以降、アーセナルが攻め続けるが、追加点はなし。前半は特にウィルシャーの積極性が目立った。ソングが入ると中盤の守備が落ち着いて、ウィルシャーが攻撃に出ることができる。DFの守備も落ち着いている。特にクリシーがいいパフォーマンスを見せていた。
 後半に入り1分。セスクからウィルシャーがドリブルで中央に切れ込みスルーパスウォルコットがフリーからシュート。が、外す! 2分にもファンペルシーからウォルコットがクロス、ウィルシャーのパスをDFがあわやオウンゴール。GKヘネシーが好反応。攻めても攻めてもゴールにならない。前節の嫌な記憶がよみがえる。
 7分にもファンペルシーからアルシャビンがドリブル、セスクへのクロスをCBスティアマンがブロック。10分、ウィルシャーからセスクがポストとなってアルシャビンがシュート。そして11分、自陣深い位置、ウィルシャーからソング、セスク、ウォルコットとワンタッチでつなぎ、最後はファンペルシーがGKと一対一からシュート。待望の追加点を挙げる。
 16分にもアルシャビンのスルーパスからウォルコットのクロスにセスクが走り込むシーンがあったが、その後はアーセナルも大事にゲームを締めにかかる。27分、ベントナーとシャマック。32分にはデニウソンを入れて、前線でキープ力、中盤で守備力を高めて守り切る体勢。
 ウォルバーハンプトンも37分前後、CKの連続からアーセナルのゴールに迫るが、アーセナルの守備陣の集中力が高く、シュートを打たせない。逆に38分にはシャマックからセスクへつなぎ、ウォルコットがシュート。44分にはウォルコットがシャマックとのワンツーからシュート。ウォルバーハンプトンも途中交代のフォーリーのサイドチェンジから右SBジュベルのクロスにイーバンクスブレイクがシュートと意地を見せるが、最後はセスクがミドルシュートを見せるなど最後まで主導権を明け渡すことなく、危なげなくアーセナルが勝利を挙げた。
 マンUまで勝点差4。今節はマンチェスター・ダービー。まだまだ何が起こるかわからない。前節の引き分けを良薬にアーセナルが安定感を取り戻せば十分トップが狙える。ガンバレ、アーセナル