とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

チェルシー 次節リバプール戦に向けて7-0の完勝

 マンUが難敵トットナム相手に3-1で完勝した結果を受けてのストーク戦。よもやここで負けるわけにはいかないが、勝つにしても次節リバプール戦につながる勝ち方をしたいチェルシー。さて、7-0という結果は次節につながるのだろうか。
 ゲームは終始チェルシー・ペース。A.コールが復帰し、3トップにはカルーを起用。12分、ランパードミドルシュートがGKに跳ね返されたところをA.コールが詰めてシュート。ここはGKに跳ね返されると、20分、フェレイラのクロスにドログバがヘッド。ここはデンマーク代表GKのソーレンセンがナイスセーブ。
 しかし24分、マルーダのサイドチェンジにドログバが右足ヒールでボールを抑え前に運ぶ見事なトラップからクロスを上げると、カルーが飛び込みダイビング・ヘッド。きれいに先制点を挙げた。ここからはゴール・ショー。31分、ドログバからランパードミドルシュートを放つと、跳ね返りをカルーが詰めてゴール。一緒にソーレンセンの右腕もゴールに運んで負傷退場。44分にはカルーがドイツ代表DFフートに倒されPK。これをランパードが決めて3点目。
 ストークは中央を固めるものの前からのプレッシャーがなく、チェルシーが自由にボールを動かしてやり放題。後半に入って少しストークが前がかりになり、チェルシーの攻撃が停滞する。出場停止のテリーがスタンドで左右に首を振った場面が印象的だ。
 21分、バラックからドログバが落としアネルカが狙うが、はずす。停滞気味の中、23分、ランパードからのボールを受けたカルーがドリブル前進。シュートがGKに当たり跳ね返ったところを自ら詰めてゴールを決める。これでまたチェルシーの圧倒的なペースに戻った。
 25分にカルーに替えてJ.コール。27分にフェレイラに替えて二十歳のハッチソンを投入。27分にはJ.コールからのクロスをアネルカがつないでマルーダが詰めるが、ゴールをはずす。続く33分にもドログバアネルカのパス交換からマルーダがシュートを放つがGKのファインセーブにあう。
 この数試合、チェルシーの首位浮上を支えてきたマルーダとJ.コールが得点に絡むシーンがあまり見られないのが少し気がかり。37分、右サイド、ハッチソンのクロスにランパードが詰めて右アウトサイドできれいにGKの横を抜く。5点目。42分にはマルーダからドログバがスルーパス。途中出場のストゥーリッジが抜け出し、GKをかわしてゴールへ流し込む。6点目。そして最後は44分。FKからのこぼれをバラックがサイドチェンジ、J.コールのクロスにマルーダが飛び込み、7点目を挙げた。ようやくマルーダとJ.コールの活躍が見られて一安心。
 心配はルーニーに1点差と詰めたドログバに得点が生まれなかったこと。もちろん得点につながるアシストは何度も演出し、この幅広い動きがドログバの魅力でもある。アンチェロッティ監督が最後まで使い続けたのも次節に向けてドログバの精神的なテンションを維持しようということだろう。最後までベンチで厳しい顔をしていたのが印象的だった。
 得点差が問題ではない。すべては次節、そして最終戦に向けて。どういう結果が待っているか。残すは後2節。GW明けには結果が決まる。