とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC 狙い通りのドローでアーセナル終戦

 前節ウィガンに手ひどい逆転負けを食らい、実質優勝争いから脱落したアーセナル。片や4位トットナムを勝点差2で追うマンチェスター・シティ。当然マンCが攻撃的にアーセナルを撃破するかと思いきや、守備的な戦いでがっちりゴール前を守り、狙い通りのドローでトットナムとの直接対決を含めて残り3節に余力を残した。
 対するアーセナルは3試合ぶりにソングが復帰。ファンペルシーも先発し、これまでと見違えるパス回し。やはりソングの存在は大きい。さっそく2分、サーニャからロシツキーディアビと回ってファンペルシーにパスが出る。惜しくもシュートに至らなかったが、いつものアーセナルが戻ってきた。
 しかしマンCもしぶとい。テベスのワントップで両ウィングのベラミーとジョンソンがしっかり戻り、ビエラ、デヨングの中盤がゴールエリアに入らせない。誤算は左SBのブリッジが太股の故障で前半途中にリタイヤしたこと。しかし替わったリチャーズもしっかり守りぬく。
 後半に入っても同じ展開。先に動いたのはマンC。8分にアデバヨールを入れると、場内が大ブーイングに包まれた。でもそんな中、ニヤニヤと微笑を浮かべて動く姿はやはりかなり変人。しかしこれでマンCの動きが変わってやや攻撃的になる。
 対するアーセナルも24分にロシツキーウォルコットをエブエ、ベントナーに替え、2トップにして攻撃に転じる。25分、ディアビがバリーをかわしてミドルシュートを放つと、GKギブンがかろうじて弾き出すが、左腕を脱臼してしまう。これで最後の交代カードを切ってしまったマンCはまたしっかりと守りを固める。
 39分、ファンペルシーの意表を突くループ気味のFKは惜しくもはずれる。42分にはテベスのドリブルからベラミーがシュートを放つが、うまく当たらずゴールならず。8分という長いロスタイムもあったが、結局このままタイムアップ。マンCにとっては予定通りのドロー。アーセナルは完全に優勝の可能性がなくなった。
 今節アストンビラも勝って勝点64。トットナムと並び、マンCが63。リバプールも62で続く。トットナムとマンCが直接対決も含めて1試合多い3試合を残し少し有利だが、次節アストンビラvsマンCもあり、まだまだどうなるかわからない。首位と4位と両方ともに目が離せない。