とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

すごいゲーム! アーセナル0-2の劣勢から大爆発!

 なでしこのアルガルベ杯を見ようか、ノースロンドンダービーにしようか迷ったけど、ノースロンドンダービーを選択。これがすごいゲーム。でもまさか0-2からアーセナルが大逆転するとは思わなかった。
 3連敗のあと、連勝したもののサンダーランド戦も前半は散々の出来。後半ロスタイム、アンリのゴールで挙げた勝利。しかしそのアンリもアメリカへ帰ってしまうと、CLミラン戦0-4、FA杯サンダーランド戦0-2と連敗。このゲームでも序盤はトットナムに圧倒される。4分、アデバヨールがスルーパスを送ると、中央がポッカリ。そこにサハが走り込み、シュートはDFフェルメーレンに当たってゴールに吸い込まれた。さらに6分にもベイルの突破からクロスにアデバヨールがダイビングヘッド。アウェイながらトットナムが優勢にゲームを進める。
 ようやく15分を過ぎてアーセナルが反撃を開始する。15分、サーニャのクロスにファンペルシーが反転してシュート。CBカブルがブロックするがもう一度シュート。21分にもサーニャスローインからファンペルシーがシュート。これもカブルがブロック。
 22分、ファンペルシーのCKにロシツキーがヘディングシュート。タイミングはバッチリだったが、わずかにポストに右。逆に24分には、トットナムもサハのスルーパスアデバヨールがドリブル。DFとGKに阻まれるが右SBウォーカーがミドルシュートアーセナルが攻め、トットナムが守る展開だが、アーセナルの中盤のプレスを抜けると、アデバヨールとサハが待っている。
 そして32分、中盤底からモドリッチが長いスルーパス。これにベイルが抜け出して、左SBギブスと競り合いつつPA内へ。GKシュチェスニーが飛び込むが、ベイルが倒れてPK献上。触っていたかどうか微妙な判定だったが、これをアデバヨールが決めて、トットナムが2-0とリードする。
 やはり3位・4位対戦と言えども、勝点差10の差は現在の実力を現わしている、と僕はその時点であきらめた。
 だがアーセナルの選手たちは違った。36分、ウォルコットがパスカットからドリブルで抜け出す。最後はファンペルシーにパスするが、詰まってしまう。逆に37分にはアスエコトの縦パスにベイルが抜け出して、ドリブルからシュート。トットナムでは今ベイルが一番乗っている。
 そして40分、ソングのスルーパスウォルコットがスルー。その先にファンペルシー。シュートはポストを叩く。やはりついてない。と思ったが、ファーサイドからアルテタのクロスにサーニャが走り込みヘディングシュート。ようやくアーセナルが1点を返した。
 すると直後の43分、ソングの縦パスをDFがクリア。これを拾ったファンペルシーがDF2人に囲まれながらわずかな隙間をシュート一旋。これが決まり、何と前半のうちにアーセナルが追い付く。
 前半途中からアーセナルの厳しいプレスに中盤でボールが持てなくなったトットナムは後半頭からクラニチャルに代えてサンドロを入れ中盤の守備を固めると、FWもサハに代えてファンデルファールトを投入。だが、アーセナルの勢いの前に全く効果なし。
 2分、アルテタのスルーパスベナユンが抜けてシュート。ここはGKフリーデルが好セーブを見せるが、直後の6分。今度はファンペルシーのポストからロシツキーが右に流し、サーニャのクロスにロシツキーが飛び込む。GKフリーデルの鼻先でシュート。アーセナルがついに逆転する。
 さらに20分、ロシツキーの縦パスからファンペルシーがCB二人を背負ってボールキープ。最後は右に流して、走り込んだウォルコットがGKを抜くループシュートアーセナルが4点目。さらに23分、ソングのアーリークロスウォルコットが再び抜け出し、シュート。5-2。
 とにかくアーセナルのプレスが速い。30分、パーカーからアデバヨールのポストにベイルがミドルシュートを放つが、これが精一杯の抵抗。ワントップにしたトットナムはベイルのドリブル以外ほとんどチャンスを作れない。逆にアーセナルが31分、ロシツキーが再びウォルコットとのワンツーで抜け出してシュート。ここは外したが、36分にはオクスレードチェンバレン。43分にはアフリカ杯帰りのジェルビーニョを投入してゲーム勘を慣らす。最後は余裕を見せつけて、5-2でトットナムに勝利した。
 それにしてもすごいゲームだった。トットナムのCBが少し弱いとは言え、攻撃の爆発力はやはりタダものじゃない。これで4位キープ。両SBが帰ってきたことが大きい。次はリバプール戦。一方のトットナムはパーカーをレッドカードで失って次節マンUには出場停止。こちらはサンドロなどタレントはいるが、マンUの執念の前には守備があっさり崩壊しそうで少し怖い。どちらも好ゲーム。しばらく目の離せないゲームが続く。