とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

自民党愛知県連の気温表示板

 今年の初めに、自民党愛知県連の屋上に設置された気温表示板の話題を取り上げた。
 「自民党が秋から狂い始め、年が明けたら壊れちゃった」
 そうしたところが、次第に政局がおかしくなり始め、普天間問題で鳩山首相が辞職、管首相の下で参議院選挙が行われた。その頃になってふとビルの屋上を見上げると、気温表示板に煌々と気温が表示されている。そうか、選挙ともなればさすがに故障のままというわけにはいかず、さっそく修理したかとナットク。
 選挙の結果は自民党勝利と言われ、この猛暑の期間中も日々気温を表示していた。しかしあまりに猛暑が続くと、連日37度、38度と表示を続ける表示板が恨めしくなってくる。別に自民党のせいで猛暑になっているわけではないが、直ったら直ったで八つ当たりの対象になる。
 だからでもないだろうが、秋風が吹き始めた頃、ふと見上げるとなぜか表示が消えていた。この猛暑は自民党もお手上げということ? それとも選挙も終わり、表示する意義も薄れたということだろうか? 後者であれば、費用対効果を重視する政党姿勢のアピールのつもりか? でも、公益より私益を優先する政党というイメージの方が強く感じられるんですが・・・。若しくは、政権から離れ、金回りが悪くなったので、表示板を点灯する経費も出ないとか。
 来年2月には愛知県知事選があり、その後、春には県議会議員選挙も控えている。現職の神田知事(自民党)が次期選挙に出馬しないことを発表し、一方の民主党は早々と元自治省官僚の御園氏の出馬を決めた。さらに、みんなの党薬師寺氏の出馬を決定。今朝の新聞には、名古屋市長の河村氏が知事選に自民党の大村衆議院議員の擁立をめざしているという記事が載った。
 片や自民党も、総務省の若手官僚で昨年の事業仕分けを事務方で支えたという重徳氏に出馬要請をするという。しかし、同じ自治省総務省)官僚同士で57歳の御園氏を民主党が押し、39歳の重徳氏を自民党が押すというのは、何か逆のような印象。口の悪い同僚は、自民党の長老議員たちは、自分たちの言うとおりに動くロボット知事を送り込もうとしているんじゃないかと陰口を叩いていたが、まさにそんな気もする。
 そんなこんなで、いつまで経っても嵐が治まらない感じの自民党。県連ビルの気温表示板が復活するのはいったいいつになるのか。