とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル前半10分、コシエルニ退場で勝負あり。ミルナーの頑張りが目立つゲームだった。

 プレミアリーグマンUが快調に首位を独走中。勝点差7で追うマンCは6位アーセナルとの対戦。今節からヤヤ・トゥーレがアフリカ・ネーションズ・カップ出場のため欠場。ナスリ出場停止。アグエロもケガ。それでもマンCはCHハビ・ガルシア、CBナスタシッチと若手の台頭で主力選手の欠場を感じさせない。そしてミルナーががんばった。
 このところウォルコットをトップに据えたアーセナルはやはり非力な印象を拭えない。序盤からマンCが押し気味にゲームを進める。8分、CHバリーのクロスにダビド・シルバがシュート。DFが詰めてブロックする。アーセナルはなかなか攻撃が形にならない。
 そして9分、右SBサバレタの上がったスペースにテベスからパスが出てミルナーがクロス。バリーがヘッドで前に送ると、FWジェコが抜け出そうとする。止めようとしたコシエルニの手がジェコの身体に巻きつく。ファール。PK。一発レッドカード。アーセナルは右SHオクスレードチェンバレンに代えてCBメルテザッカーの投入を余儀なくされる。これで攻め手がますますなくなってしまう。ただし、ジェコのPKはGKシュチェスニーがナイスセーブ。
 アーセナルは17分、ウィルシャーのCKをGKハートがはね返したこぼれ球をウォルコットミドルシュート。だが、マンCの攻勢は変わらない。20分、バリーのヘッドをD.シルバが落としてジェコがシュート。うまく当たらない。そして21分、中盤やや遠い位置からのFKをD.シルバが右に流し、テベスのスルーパスミルナーが走り込む。シュート。マンCが先制した。
 さらに26分、D.シルバのクロスにテベスがシュート。GKシュチェスニーの正面。27分、バリーのクロスにガルシアがヘディングシュート。そして32分、ミルナーのクロスにテベスが足を伸ばしてシュート。GKシュチェスニーがはね返すが、ジェコが詰めて押し込む。ゴール。マンCが前半のうちに2点差をつけた。
 それでも35分、左SHポドルスキが中に切れ込み、ディアビに一旦預けて落としをシュート。ようやくいい形を作る。44分にはCKからガルシアがヘディングシュート。ウィルシャーがライン上でクリアし、勝負へのこだわりを見せた。
 後半はアーセナルが前掛かりになって攻めてくる。それでも4分、D.シルバのスルーパスからミルナーのクロスにジェコがヘディングシュート。マンCはミルナーがいい。アーセナルは12分ジルー、16分ラムジーを投入。FWをジルーとウォルコットの2枚にして、代わりにMFを3人。だがこれでようやくアーセナルに攻めの形が見えだす。
 マンCはアーセナルの勢いに受け身。それでも25分、カウンターからD.シルバのスルーパスにジェコが抜け出し、クロスにテベスが走り込む。GKシュチェスニーがナイス飛び出しでクリア。27分にはカソルラのFKにジルーがヘディングシュート。だが決まらない。
 そして30分、ウィルシャーのドリブルにCBコンパニーが足裏を見せる両足タックル。これでコンパニーにも一発レッドカード。お互い一人ずつ少なくなった。マンCはテベスに代えてCBレスコットを投入。中盤ではミルナーががんばる。45分、ラムジーのスルーパスウォルコットが抜け出しシュート。だがレスコットがはね返す。ナイスブロック。結局このまま時間が経過し、マンCが2-0で勝利した。
 アーセナルは後半よくがんばったが、前半10分の退場は痛かった。マンCもけっしていいサッカーという訳ではなかったが、ミルナーのがんばりが目を惹いた。そして各選手が労を惜しまぬ忠実なプレスと運動量。この調子でマンUに喰らいついていってほしい。