とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC対アーセナル、がっぷり組んで1-1のドロー。

 プレミアリーグ第5節、ここまで2勝2分、得失点差で3位と4位のアーセナルマンチェスター・シティのゲーム。ホームはシティのエティハド・スタジアム。
 序盤はアーセナルが快調にパスを回して主導権を握る。フォーメーションはアルテタをアンカーにディアビラムジーがCMで自由に動き、前線はカソルラのトップ下にジェルビーニョポドルスキーが動き回る。
 13分、ジェルビーニョのドリブルからラムジーのクロス。DFのクリアをアルテタがスルーパスジェルビーニョが走り込むが、クロスは中に通らない。マンCはどちらかと言えば守ってからのカウンター。14分、マンCは左SBクリシーの縦パスに抜け出したアグエロがシュート。GKマンノーネがナイスセーブを見せる。逆に16分、アーセナルラムジーのきれいなスルーパスジェルビーニョレスコットをかわして抜け出すが、トラップが長い。GKハートにセーブされた。
 お互い高いテクニックを見せて攻め合う。24分、アルテタから右に展開。右SBジェンキンソンがレスコットをかわして抜け出し、クロスにポドルスキー。だがシュートはふかしてしまう。28分にはギブスのパスカットからカソルラがドリブルで上がりスルーパスジェルビーニョが走り込むが、DFがクリア。
 攻めども決定機を外すアーセナル。すると、次第にアーセナルのリズムに慣れて、マンC・ペースになってくる。そして40分、ダビド・シルバのCKにファーサイド、CBレスコットがCBコシエルニとポドルスキーの間で高い打点からのヘディングシュート。先制点をネットに突き刺した。GKマンノーネが目測を誤ってゴールを空けていたのも痛かった。41分にはクリシーの縦パスをアグエロが落とし、CFジェコがミドルシュート。GKマンノーネがわずかに触ってバーの上に弾き出す。
 しかしその後はアーセナルが反撃。カソルラジェルビーニョミドルシュートを放つが、マンCの守備ブロックが堅い。そのまま前半を終えた。
 マンCは前半、左SHでよく活躍したシンクレアに代えてロドウェルを投入。3ボランチ気味に守備を固める。5分、D.シルバのFKからアグエロがシュート。9分にはディアビを中盤で囲んでボールを奪い、D.シルバからアグエロがシュート。11分、D.シルバのCKにCHガルシアがヘディングシュートを見舞う。マンC・ペース。23分にはジェコに代えてテベス。早いチェックにアーセナルが攻めあぐねる。
 27分、ポドルスキーディアビに代えて、ウォルコットとジルーを投入。だが、アーセナルPA前でパスを回すばかり。マンCの堅い守備ブロックの前に、なかなかゴール前に入っていけない。35分にはカウンターからY.トゥーレがドリブル。右に流してアグエロがシュート。
 だが37分、カソルラの思い切ったミドルシュートにGKハートがナイスセーブ。直後のCKをカソルラが蹴ると、レスコットのクリアにコシエルニがワントラップからシュート。ようやくアーセナルが同点に追い付いた。
 39分にはテベスのCKをレスコットファーサイドからヘディングで落とす。ウォルコットのヘディングクリアをD.シルバがヘディングで押し返すと、コンパニーが胸トラップからオーバーヘッドキック。GKマンノーネがナイスセーブ。コシエルニのクリアをアグエロが拾ってシュート。惜しいチャンスだったが、女神はマンCには微笑まなかった。逆に45分にはギブスの縦パスで抜け出したジェルビーニョがフリーでシュート。しかしまたも外してしまう。今シーズンのアーセナルにはファンペルシーがいない。
 前半途中までアーセナル、途中からマンCが押し込む展開だったが、両チーム決定力を欠いて1-1のドローで終わった。両チームの実力と勢いを考えれば順当な結果。今シーズンも両チームにマンUチェルシーを加えた4強を中心にリーグが進んでいきそうだ。特にアーセナルが予想よりも好調そうでよかった。今シーズンも期待していこう。