2月24日に行われたマンC対チェルシー戦を観た。ELがあって中2日のチェルシー。2位3位対決ということで何とかがんばりたかったが、休養十分マンCの前にいいところなく敗れた。これでトットナムに抜かれ4位転落。アーセナルも入れて3〜5位争いが厳しくなってきた。
マンCはアフリカ選手権からトゥーレ兄弟が帰ってきて、ロドウェルとハビ・ガルシアのCHの前にヤヤ・トゥーレをトップ下の位置に置いてきた。対するチェルシーはデンバ・バのワントップ。だが、チェルシーの攻撃が全く形にならない。1分、Y.トゥーレがシュートを放つと、序盤からマンCが圧倒的に攻めていく。
15分にはダビド・シルバのCKにCBナシタシッチがヘディングシュート。だが、GKチェフがスーパーセーブ。しかしその後もマンCが攻め続ける。17分、右SHミルナーから右に流し、右SBサバレタのクロスにアグエロが走り込む。18分にはD.シルバのスルーパスにアグエロが抜け出すが、GKチェフがうまく飛び出し、シュートを打たせない。
マンCはY.トゥーレが効いている。二人のCHがチェルシーの攻撃の芽を摘み、Y.トゥーレが強くて巧い。一方、チェルシーはデンバ・バに全くボールが入らず、アザール、マタ、ラミレスの攻撃陣も活躍の場面が見られない。
30分、D.シルバの落としから左SBクリシーのクロスにCHロドウェルがヘディングシュート。33分、D.シルバのCKにロドウェルがヘディングシュート。39分、アグエロがミルナーとのワンツー。スルーパスに走り込み、クロスにサバレタがミドルシュート。CBケーヒルがクリアする。さらに41分にはアグエロがドリブルで攻め込み、中央に流してロドウェルがミドルシュート。GKチェフがナイスセーブ。42分、D.シルバのCKにまたもロドウェルがヘディングシュート。GKチェフがはね返す。
前半はマンCが圧倒して攻めまくる。だがゴールならず。スコアレスのまま前半を終えた。
後半に入り5分、アザールがミドルシュート。これがようやくチェルシー2本目のシュート。そして6分、右SBイバノビッチからの長いフィードにデンバ・バがうまくコロ・トゥーレをかわして走り込む。GKハートが飛び出すが、わずかに触れて倒してしまう。PK献上。だがランパードの蹴ったPKをGKハートがナイスセーブ。読みがバッチリ当たった。チェルシー得点ならず。
マンCは9分、ロドウェルに代えてテベスを投入。ミルナーをCHに下げて、右SHにD.シルバ。テベスは左SH。すると12分、今シーズン絶好調のミルナーからのスルーパスにアグエロが走り込み、ふわっと浮かしたループシュート。しかしこれも外してしまう。
ようやくゴールが生まれたのは18分。アグエロがPAまで持ち込んで、走り込んだD.シルバがさらにライン際まで抉る。キープから戻したところにY.トゥーレが走り込み、ワントラップでさらに中に切れ込み、CBケーヒルを巻く狙いすましたシュート。ついにマンCが先制した。
その後23分、チェルシーはアザールとランパードに代えてオスカーとモーゼスを投入。ダビド・ルイスをCHに上げ、イバノビッチをCBに、ラミレスを右SBにする。さらに36分にはCHミケルに代えてFWフェルナンド・トーレスを投入。だが、全く攻撃が機能しない。マンCの守備が上回っている。
40分にはアグエロのドリブルからD.シルバが中に流し、テベスがズドン! 決定的な追加点を挙げてゲームを決めた。マンCが2-0で完勝。3位チェルシーを蹴落とし、連覇に向けて望みをつないだ。チェルシーは痛い敗戦。来シーズンのCL出場圏確保に向けて、厳しい戦いが続く。