とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ユベントス、ACミラン相手にゆとりの勝利。首位悠々。

 今シーズンの欧州リーグはどこも首位チームが独走し、早々と優勝が決まっていく。セリエAユベントスが2位ナポリに勝ち点差11をつけて、悠々と首位を独走。リーグ中盤から好調をキープし、順位を上げてきた3位ACミランとのゲームも焦らず悠々とゆとりのゲーム運びで堅実に1-0の勝利。次節の結果次第では優勝も見える状況になった。
 2分ロビーニョ、6分エルシャラウィ。ミランが序盤から積極的にミドルシュートを放っていく。ユベントスは7分、ピルロのFKが壁に当たりコースが変わる。あわやゴールかと思ったがGKアッビアーティがスーパーセーブ。だがこのプレーで身体のどこかを痛めてしまった。15分早々とアメーリアに交代する。17分には右SBリヒトシュタイナーのクロスにCHポグバがオーバーヘッドシュート。身体能力の高さを窺わせる。
 ミランはエルシャラウィが積極的にドリブルして仕掛けるが、ユベントスのゴール前までは入っていけない。それでも22分、ピルロミスパスを奪ってCHアンブロジーニミドルシュート。23分にはエルシャラウィがドリブルからミドルシュートを放つ。GKブッフォンの正面。27分、右SBアバーテのクロスにロビーニョがニアに走り込むが、触るのが精いっぱいでシュートは枠を外す。33分、モントリーボミドルシュート。互角とは言え、どことなしにユベントスの方に余裕を感じる。前半はスコアレスのまま終えた。
 ミランは足の不調を訴えたアンブロジーニに代えて、後半初めからムンタリを投入。モントリーボを中盤の底に置いて、ピルロと同じような役割を担う。2分、ピルロのCKにCBキエッリーニがヘディングシュート。3分、OHマルキージオミドルシュートミランは5分ボアテング、6分にはCBメクセスミドルシュート。だがユベントスの守備ブロックが効率的なのか、さして運動量が多いようにも思われないが、ミランはパスをうまく回せない。ユベントスはパスを回して急所を狙う。ミランはトラップをしては出し処を探す。当然ユベントスの方がゴールに近付き、ミランの方はミドルシュートばかりになる。
 そして12分、ピルロからのスルーパスに左SHアサモアが抜けだすと、GKアメーリアが倒してしまう。PK。これをビダルが落ち着いて決めて、ユベントスが先制した。
 その後もユベントスが余裕のパス回し。23分、ピルロの縦パスをポグバが受けて、ブチニッチがシュート。25分、ピルロのCKにCBボヌッチがシュート。GKアメーリアがセーブした。
 ミランはエルシャラウィとコンスタンが積極的に仕掛けるが、ゴール前はしっかりと固められ、決定的チャンスは訪れない。41分、モントリーボミドルシュート。44分、モントリーボのFKをパッツィーニが落とし、メクセスがシュート。だが、パッツィーニオフサイドアディショナルタイムにもモントリーボミドルシュートを放つが、大してユベントスのゴールを脅かすことなくゲームは終わった。
 好調のミランユベントス相手にどんなゲームを見せるかと期待したが、ユベントスの完成度と貫録を感じただけのゲームだった。やはりユベントスは強いわ。