とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

流れから点が取れず、PKも失敗。グランパス3連敗。

 第7節でFC東京に0-3で敗れて以来、4戦勝ち星がないグランパス。対するマリノスも同様に4戦勝ちなし。両チームとも第6節4月13日以来の勝利を狙う。
 グランパスは藤本が復帰してベストの布陣。10分、阿部のスルーパスに藤本が抜け出してシュートを放つ。GK榎本が弾いたこぼれ球にケネディが詰めるが、合わせ切れない。12分には田中隼磨がドリブルで持ち上がりシュート。ケネディはまだ恐る恐るプレイをしている印象。田中隼磨の精度のなさは相変わらず。加えて中盤でダニルソンマリノスのプレスを受けてボールを奪われる場面が気になる。
 マリノスが勝てなくなったのは俊輔とマルキーニョスへのマークが厳しくなり、代わって活躍した齋藤がケガで欠場して以来。このゲームからようやく齋藤がベンチに入ったが、栗原と中町が出場停止。序盤から積極的に前からプレスをかけていったが、攻撃が手詰まりになるのは特に中町の欠場が響いた。それでもマリノスには俊輔がいる。18分、俊輔のFKに中澤が飛び込む。21分には右SB小林のクロスにFW藤田がヘディングシュート。闘莉王と競り合う。さらに俊輔のFKからCBファビオがヘディングシュート。
 両チーム守りが堅く、がっぷり四つ。27分、右SH小川のFKを闘莉王がフリック、ケネディからの戻しを闘莉王がオーバーヘッドキックを見せるが枠には飛ばず。28分、左SB阿部のケネディがシュートするも、DFとGKで止められた。前半はセットプレイ以外、俊輔にボールが渡らず、マリノスの攻撃が低迷。グランパスがチェンスをつかむも、マリノスの守備が堅くゴールが生まれなかった。
 後半も積極的に仕掛けるグランパス。そして5分、闘莉王からのFKに小川がPA内に走り込むと、CH小椋が堪らず倒してPK献上。これをケネディが落ち着いて決めてグランパスが先制した。その後も9分、藤本のスルーパスに抜け出した玉田のクロスに小川が走り込む。が、中澤がクリア。13分、玉田の縦パスを小川が受けて、藤本とのワンツーでDFを振り回し、最後は小川のスルーパスケネディが抜け出すが、惜しくもオフサイドの判定。
 グランパスがチャンスに決められずにいると、女神はマリノスに顔を向ける。18分、俊輔のCKにマルキーニョスがドンピシャヘッド。マリノス同点。その後は21分、小川のCKをダニルソンがフリック、闘莉王が届かず。23分、俊輔のFKが直接ゴールに向かう。GK楢橋ナイスセーブ。26分、阿部のクロスに藤本がシュート。お互い特徴を生かして攻め合う展開。そして29分、グランパスが攻め込んだ中からのカウンターで小林が持ち上がり、大きなサイドチェンジ、マルキーニョスからのクロスにファーサイドに逃げた兵藤がフリーとなってゴールを決めた。マリノス勝ち越し。グランパスは人数は多く戻ったものの、ファーサイドの守備が薄く、うまく兵藤に突かれてしまった。
 その後グランパスは、矢野、田中輝希と投入するも守備を固めるマリノス相手にチャンスをつかめず。そして終了間際の45分、ダニルソンのスルーパスに玉田が走り込み、小林が堪らず倒す。後半5分と同じような形でPKをゲット。ところが玉田が蹴ったPKをGK榎本がスーパーセーブ。これで万事休す。2-1マリノスが1ヶ月振りに勝利。今節敗れたアルディージャとの勝ち点差を3に戻した。
 グランパスはこの4試合、チャンスは作るがゴールが遠い。ケネディが本調子に戻らないのが苦しい。玉田も決定機を外してしまう。今が我慢のしどころ。なんとか踏ん張らないと、ずるずると昨年のガンバのようになってしまいそうだ。今こそがんばれ、グランパス