とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

仕事が好きだ!

 朝、就業時間が始まるとエアコンが動き出す。その後、一斉に廊下の窓を開ける音が響く。今朝、トイレに向かったら、ちょうど若い職員が窓を開けていたので、一緒に手伝った。こんなちょっとした作業は大好きだ。
 「仕事」というと、給与と引き換えに労働を提供するものという気がするが、それは「労働」。「仕事」と言えば、物理学では、「質量」×「運動量」で算出するとおり、作業の量を示す。「作業」と「仕事」の違いは何? と思って検索したら、多くの人がその違いについて述べていた。
 一言で言えば、「作業」はその動作自体のこと、「仕事」は作業の結果も踏まえて、より高次な立場から作業等の全体を捉えた概念といった感じか。中には「仕事」=「賃労働」だろ、という乱暴な意見もあったが、それでは「仕事」と「労働」の違いが不明確になる。そういえば「業務」という言葉もある。まあ、たぶんどれも同じような内容の言葉で、どの概念にどの言葉を使うかは、ある程度、言葉を使う人の自由なのかもしれない。
 でも、私自身について言えば、「作業」は好きだけど、「仕事」の方がもっと好き。でも「労働」は嫌い。これって、作業は文字どおり「作業」だけを示すが、「仕事」はそこに作業の目的が加わり、達成感が感じられる感じ。だけど「労働」となると、さらに責任が加わって、やらされ感や義務感を感じる。報酬のためにいやいや労働するという感じ。
 先週末、何も予定がなく、草取りをしたり、床屋に行ったりと自ら予定をつくっては時間をつぶした。そんな週末の後、朝一番に若手職員を手伝って窓を開けたら、久しぶりに「仕事」をした感があって気持ちよかった。やっぱり僕は「仕事が好きだ!」。