とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第12節 アーセナル対マンチェスター・ユナイテッド

 お互い6位・7位に低迷するアーセナルマンU。何とか勝利してこの窮状から抜け出したい一戦。だがアーセナルエジル、コシエルニがケガでモンレアルをCBに起用する苦しい布陣。一方のマンUもDF陣が若く心もとない。スモーリングを中にブラッケットとマクネアーで組む3バックだ。
 序盤からホームのアーセナルが飛ばしていく。5分、右SBチェンバーズのドリブルから右SHオクスレードチェンバレンが中に切れ込んでスルーパスにCFウェルベックがシュート。9分にも右SHオクスレードチェンバレンのクロスにCFウェルベックがヘディングシュート。枠を外す。さらに12分、OHウィルシャーがドリブルからシュート。13分、CFウェルベックミドルシュート。14分、CFウェルベックのパスにOHウィルシャーが抜け出し、GKと一対一。だがシュートはGKデヘアがファインセーブを見せる。
 18分にもCHアルテタのスルーパスに右SHオクスレードチェンバレンが抜け出すが、GKデヘアが飛び出し、シュートを打たせない。攻めに攻めるがどうしてもゴールにならないアーセナル。すると次第にマンUアーセナルのペースに慣れてきて対応し出す。攻めあぐねるアーセナル。21分、CFルーニーのFKでようやくマンUが攻め始める。
 35分、FWディマリアがミドルシュート。38分にはカウンターでFWディマリアがドリブルで前進。最後はCFルーニーがシュートを放つが、DFがブロック。マンUはディマリアのドリブルが攻撃を引っ張っていくが、FWファンペルシーが絶不調。ここまで3ゴールというのは昨シーズンまでのファンペルシーでは考えられない数字。このゲームでもほとんどいい場面がなかった。
 43分、サンチェスのCKのクリアをCHラムジーが折り返し、CFウェルベックがヒールでシュート。だがコースを外す。前半はスコアレスで終えた。
 後半に入ってまたアーセナルが勢いを取り戻す。3分、CKからDFのクリアをオクスレードチェンバレンボレーシュート。しかし空振り。4分、左SHサンチェスが大きく左サイドに展開し、CFウェルベックが走り込んでシュート。しかしこれもGKデヘアが止める。どうしてもゴールが奪えないアーセナル
 すると11分、左WBヤングのクロスにGKシュチェスニーと左SBギブスが交錯。こぼれ球を右WBバレンシアがシュート。倒れていたギブスに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれる。ゴール。何とマンUが先制する。ついていない時はこんなもの。さらにこの接触でGKシュチェスニーが横腹を痛め、GKマルティネスに交代する。
 17分、右SHオクスレードチェンバレンのドリブルからクロスに左SHサンチェスがシュート。GKデヘアがナイスセーブ。23分、CBモンレアルの縦パスをCFウェルベックが落とし、OHカソルラミドルシュート。しかしこれもGKデヘアの正面。32分にはついに故障明けのジルーを投入する。直後、CKからFWジルーがヘディングシュート。枠は外したが、ようやくアーセナルにゴールの予感。
 しかしマンUが守る。PA内に10人は入るかと思うほどの全員守備。アーセナルが攻めに攻めるがどうしてもマンUの人柱を抜くことができない。そして40分、PA内からCHフェライニのクリアが右FWディマリアに渡り、CBモンレアル一人が対応。だが先を走るCFルーニーにパスしてシュート。マンUが追加点を挙げた。ああ!
 それでも8分という長いアディショナルタイムに5分、CHアルテタのスルーパスにFWジルーが抜け出し、ストライカーらしいボレーシュート一発。ようやく1点を返したが、ゲームもここまで。2-1でアウェイのマンUが勝利した。
 ここまで攻めての敗戦はマンUが守りに守ったということもあるが、アーセナルの攻撃、特に決定力に問題があるのだろう。それでもようやくジルーが復帰して結果も出した。何とかここから復活していけるだろうか。ついに8位まで下がってしまった。