とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第25節 ストーク対マンC

 プレミアリーグはマンCが4戦勝ちなしと停滞。首位チェルシーとの勝ち点差はあっという間に7と離れてしまった。マンCにとっては絶対負けられないゲーム、ストーク戦を観戦した。マンCはCBにマンガラが入った以外は、ヤヤ・トゥーレが欠場中のいつもの布陣。好調のミルナーが先発し、ナバスに代えてナスリが先発した。対するストークはクラウチとディウフの2トップ。右SHアルナウトビッチはオーストラリアの選手だそうだ。
 5分、ダビド・シルバがストークのCBからボールを奪い、そのまま上がってクロスにCFアグエロが待つが、CHフェルナンジーニョも上がってきて交錯。シュートは力なくGKベゴビッチがセーブした。ストークも6分、左SBモーゼスが力強いドリブルからミドルシュートを放つと、続くCKにFWクラウチがドンピシャのヘディングシュート。ミルナーが身体でブロックした。
 序盤はマンCにミスが多く、ストークがつないで攻めていく。特に左サイドのモーゼスが力強い。マンCの右SBサバレタがほとんど消えている。20分、左SHモーゼスのドリブルからクロスにFWクラウチがシュート。しかしオフサイド。21分にはOHシルバからCHヌゾンジがボールを奪い、ミドルシュート。GKハートが何とか弾くと、こぼれ球をモーゼスがシュート。枠を外したが、ストークが優勢。守りの場面でもストークがしっかり守り、マンCは攻めが形にならない。28分、OHシルバのスルーパスにCHフェルナンジーニョが抜け出すが、横に流したパスがナスリに合わない。結局、チャンスをつぶす。フェルナンジーニョが積極的に攻撃に絡もうとする姿勢はいいのだけれど、なかなか周囲との連係が合わない。
 しかしこの状況で先にゴールを挙げたのはマンC。ストークのFKをはね返し、MFミルナーが大きく前方へクリアすると、CFアグエロがCHヌゾンジと競って、両者倒れる。だが先に起き上ったのはアグエロ。そのままドリブルし、チェックに入ったCBムニエサをかわしてシュート。アグエロらしい執念のこもったプレーでマンCが先制した。
 しかしストークも38分、右SHアルナウトビッチからの見事なクロスにFWクラウチがぴったりヘディングシュート。すぐに同点に追いついた。アディショナルタイム1分、CHフェルナンジーニョのスルーパスにOHシルバが抜け出し、クロスをアグエロが押し込むが、ハンドの判定。絶好の得点チャンスもモノにできない。やはりマンCは調子が悪い。前半は1-1の同点で終わった。
 後半2分、CHフェルナンジーニョのスルーパスに左SBコラロフが上がり、そのままドリブルからシュート。GKベゴビッチがナイスセーブ。その後はストーク、マンCともお互い攻め合う展開が続く。それでも前向きに攻め続けるマンC。すると10分、右サイドでOHシルバとSHナスリが細かいパスを交換してDFを翻弄すると、最後はスルーパスに抜け出したナスリがクロス。左SHミルナーがヘディングシュートを決めて、ついにマンCが勝ち越した。
 これでようやくマンCがペースを握る。逆にストークにミスが出始める。そして25分、左サイドからPA内に進入したOHシルバに対して、右SBキャメロンが振り回され、思わず肩に手をかけて倒してしまう。PK。これをアグエロが決めて3点目。この後、CFアグエロはジェコに交代。
 31分、今度はSHナスリが左サイドからドリブルでPA前まで進み、DFの間を抜くミドルシュート。これも決まり、マンCが4点目を挙げる。その後はフェルナンジーニョ、ジェコらがシュート。ストークも41分、途中出場のアダムのCKに同じく途中出場のシドウェルがミドルシュートと反撃するが、マンCがゴールを許さない。このまま終了し、4-1。マンCが5試合ぶりに勝利を手に入れた。
 しかしチェルシーも後半44分にゴール。そのまま勝ち切って勝ち点差は7のまま。次節はFA杯のため2週間空く。ヤヤ・トゥーレもようやく戻ってくる。逆転優勝に向けて奇跡のラストスパートはなるか。チェルシーも勝利は拾っているものの一時ほどの爆発力はない。面白いリーグ終盤になるといいのだけれど。