とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ 第4節 レイソル対マリノス

 久しぶりのJリーグだがTV中継はこのゲームのみ。ここまで1勝1敗1分の両チームだが、ACLで唯一好調なレイソルのプレーぶりに興味を持って観始めた。マリノスはCFアデミウソンがワントップに入り、トップ下に喜田。序盤はこの二人がいいプレーを見せた。またファビオのCHも効いている。対するレイソルレアンドロをトップに据える3トップ。大谷をアンカーに若い小林祐介と武富がMFに入った。
 5分、CFアデミウソンがミドルシュート。8分、右SB小林祐三のクロスを右SH兵藤が落とし、CFアデミウソンがミドルシュート。序盤はマリノス・ペースを進んだ。その中心はOH喜田。CFアデミウソンとのコンビはいいが、左SH齋藤が絡むシーンは少ない。
 22分、CH大谷から左に流し左SB輪湖がクロス。GK榎本がキャッチするが、20分を過ぎてようやくレイソルの攻めが見られる。24分に放ったMF武富のミドルシュートレイソル最初のシュート。そして31分、マリノスのCHファビオとCFアデミウソンとのワンツーをレイソルのMF武富がカットするとそのままドリブル。左FWクリスティアーノが右に流れる中、左サイドを上がったCFレアンドロにパス。レアンドロは中に切れ込んでCB栗原の逆を取るとシュート。レイソルがカウンター一発、先制ゴールを決めた。
 マリノスも34分、左SH齋藤の中に切れ込むドリブルからOH喜田がミドルシュート。ここはGK菅野がナイスセーブ。38分、左FWクリスティアーノミドルシュート。GK榎本がこぼしたところを右FW工藤が詰めるがシュートは決まらない。39分、CBエドゥアルドからMF小林とつなぎ左FWクリスティアーノミドルシュート。GK榎本がナイスセーブ。41分には左SB輪湖のクロスに右FW工藤が飛び込むが、わずかに届かない。前半はレイソル・リードで終えた。
 後半5分、マリノスはOH喜田のパスを受けて右SH兵藤がミドルシュート。だがレイソルも6分、左SB輪湖のクロスからGK榎本の弾いたボールを右MF武富がミドルシュート。DFに当たりポストを叩く。さらに8分、右SBキムチャンスのクロスをMF小林祐介が縦に入れると、左FWクリスティアーノがワンタッチで左に展開。MF武富のミドルシュートはDFがブロックする。後半はレイソル・ペースで進む。
 レイソルは14分、小林祐介に代えてMF太田を投入。マリノスも18分、CHファビオに代えてCF伊藤翔を投入する。伊藤をワントップに喜田をボランチに下げる。23分、右SH兵藤のクロスをCBエドゥアルドがクリアミス。これを拾った伊藤が強烈なシュート。しかしポストに弾かれる。26分には小林祐三に代えてCH中町を投入。三門を右SBに回す。
 すると28分、左サイドから右に回ってきたパスを右SH兵藤がさらに右に流すと、右SB三門のクロスにCF伊藤がヘディングシュート。ついにマリノスが同点に追い付いた。レイソルは33分、MF武富に代えて左SH山中を投入。工藤を左MFに入れて、クリスティアーノを右SHのワイドに置く4-1-4-1の布陣。
 しかし伊藤が入ってマリノスの攻撃が前掛かりになる。37分、左SH齋藤が得意のドリブルで中に切れ込みミドルシュート。そして38分、齋藤から右に流すと、右SB三門のクロスに左SB下平が上がってシュート。ついにマリノスが逆転した。
 レイソルも45分、太田のCKからクロスにCBエドゥアルドがヘディングシュート。しかしGK榎本がファインセーブ。そしてこのまま逃げ切った。前半は齋藤がイマイチはまらなかったが、後半、伊藤が入って息を吹き返した。右SB三門のポジションチェンジもよかった。見事な逆転劇でマリノスが勝利した。お互い中位チームながらよく戦い面白いゲームだった。