木曜日の建国記念日。特に予定もなく、前日からどこかへ行こうよと言われていたが、TVコマーシャルに誘われて「なばなの里」へ行くことにした。4年前に行ったときは渋滞と遠い駐車場に案内されてかなり歩かされた。その轍は踏むまいと早めに家を出ようとしたが、それにしても午前中から出かけるには早すぎる。まず昼前に近くの人気のカフェに向かったが既に満席。それで給油・洗車して、1時頃にもう一度店を覗く。がまだ満席。それで諦め、とりあえず「なばなの里」の方向へ。途中で入ったイタリアン・レストランで少し嫌な思いをし、20年も前から気になっていたピザハウスへ入ってみる。おじさんが一人だけで客はおらず、ランチもないシンプルなメニュー。ピザを2枚とラザニアを注文したが、味は期待に違わずグッド。春日井市神領にあるカントリーテーブルです。
それで2時過ぎに店を出たが、「なばなの里」には3時前に着いてしまった。早過ぎ。一番近い駐車場に停められたのはよかったけど、点灯は5時50分予定。それまで何をして過ごそうか。まずは園内一周。しだれ梅の梅園があったが、まだ咲いているのは少ない。足湯でのんびり。ぐるっと回って小一時間。土産物売り場で試食をしながらしばらく歩き、ベンチで休憩。そして5時前、地ビールレストラン「長島ビール園」へ向かうと既に列ができていた。やれやれ。
でもすぐに列は進んで席に案内される。スペアリブとサラダを注文して、妻と娘はビールを飲む。そこで点灯まで待って、6時過ぎに会計して外に出る。もうすっかり暗くなって、イルミネーションがきれいに輝いている。青い光の雲海を過ぎて、梅園もライトアップしている。さっきは大したことなかったのに、光に照らされたら別世界。まるで満開のようにすごくきれいに見える。
チャペルの前で大勢のカップルが列を作っているのを横目に池を回ると、水上イルミネーションがきれい。桜の木はまだ花をつけていなかったが、芽吹き始めた蕾の木々が池に映って幻想的。そしてさらに進むと光のトンネルの入り口。いつもながらこれはすごい。さらに進むとイルミネーション・メイン会場。今年のテーマは「アルプスの少女ハイジ」。ハイジの曲に乗って緑芽吹いた草原を駆け回り、ブランコに乗るハイジ。春から夏に移ると雲に乗るハイジ。そんなうきうきした時間がしばらく続いた後、雨が降って、火が山へ登り、秋の夕焼けが山を照らし、そして雪が降る。春・夏・秋・冬。ハイジの暮らすアルプスの情景が見事にイルミネーションで表現されている。
始めは人の後ろに立って、その後最前列まで行って正面で眺め、2クール位楽しんだら後方の展望台下の売店でスープとトン汁を飲みながらテーブルに座ってイルミネーションを眺める。ストーブの側で暖かくのんびりとした時間を過ごす。ようやく席を立って最後は青のトンネルを通って出口へ。クルマに乗ったのは7時45分位。2時間近くもイルミネーションを楽しんだ。
1000円のクーポンが付いて2100円は高いけれど、あれだけのイルミネーションが見られれば妥当な値段かも。帰りは高速を使って1時間弱。9時前には家に着いて、風呂に入ってすぐに寝た。けっこう満足な1日、いや半日だった。