とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

最後にして初めてのお正月

 今年の正月もいつものように蒲郡の実家へ行って、父と一緒に年越しそばを食べ、紅白を見て、年を越した。もっとも、早く布団に入ったにも関わらずなかなか寝付かれず、2時過ぎまで目が覚めていて、7時前に目を覚ましたら、娘がいない。居間でテレビでも見ているかと思ったが、家中探してもいない。これはひょっとして初日の出でも見に行ったかと思ったら間もなく、LINEに竹島から眺める初日の出の画像が送られてきた。約2kmだが、年初めからひとっ走りしてきたようだ。

 例年だと、雑煮を食べて、ニューイヤー駅伝を見て、天皇杯が始まる頃に蒲郡を出て、妻の実家に向かうのだが、今年は方向を西に採り、知多半島へ向かう。途中で、半田のMITSUKAN MUSIUMに寄って何枚か写真を撮り、それから師崎へ。師崎からは船に乗って篠島へ渡る。今年の正月は篠島で過ごした。島の東側にある「あさひの宿 あつ美やマリンパークホテル」へ投宿。ホテルと言ってもホームページの作りなどが貧弱で大丈夫かなと心配したけど、大満足の一夜となった。

 何といっても、ふぐ料理。てっさ、ふぐ鍋、天ぷら、白子、ひれ酒・・・とどれも大満足。タコの丸茹でと伊勢えびの活き造りも頼んで、正月に一人16000円(税別)は安いのではないか。「あさひの宿」の名前のとおり、部屋が海に面して東を向いており、部屋から日の出が真正面に見える。

 ちなみに、娘が竹島の橋の上で初日の出を見ていたら、若い女性が「初日の出が真正面に見える」と言ったら、同行の男性が「誰にとっても真正面だけどな」と言ったとか。しかしこの文章の場合は、部屋の窓が真正面に東を向いているということなので間違ってはいないはず。

 朝食には、アジの干物や伊勢えびの頭入りの味噌汁、特産のしらすなどもあって、朝からお腹いっぱい。宿を出てから、島を小1時間も歩いたが、島特有の狭く入り組んだ路地に迷ってしまった。それも楽しい思い出。10時25分の高速船に乗って師崎に戻り、車でコストコへ寄って家に帰った。

 年末からダイニングにあるテレビ・チューナーのリモコンが不調でついにチャンネル変更ができなくなった。そこで3日はテレビを買いに行き、午後はテレビのセットアップと古いテレビやチューナー、ビデオデッキの片づけをして1日が終わった。テレビだけ映ればいいと思っていたが、今どきの家電量販店で売っているテレビはUSBでハードディスに接続すれば録画もできるものが主流。展示品現品限りのテレビが安く売っていたので、500Gのハードディスとともにそれを買ってしまった。どうやって使うかはこれから検討。

 そしてさっそく4日から仕事。これまでは妻の実家へ行って、仕事日の前日に帰ってきて、疲れが抜けないまま初出勤していたことを考えれば、今年はずいぶんと楽なお正月となった。こんな正月は初めて。そして今の職場で迎える最後の正月だ。

 「今年はこんな年に」と年始めのあいさつで社長が述べていたが、それも3月までだなと思うと何とも感慨深いものがある。今年は定年退職を迎えることから、変化の年。4月以降はのんびりと、ということもあるが、新たな立場でこれまで培ってきた知識や能力を生かしていければと思う。そのためには待っているだけではなくて、こちらから動くことも必要だろう。3月までしっかりと働くことはもちろんだが、4月以降も見据えて、少し視界の開けた行動をしていきたい。今年の年始はこれまでとは少し違う気持ちがする。自分らしく生きていこう。