とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第8節 リバプール対マンチェスター・ユナイテッド

 代表に召集されなかった岡崎だが、代表明けの第8節にも出場はせず、結局レスターはドロー。代わりにリバプールマンチェスター・ユナイテッド。ノースウェストダービーを観ることにした。マンUはここまで6勝1分。首位マンCとは得失点差の2位。だが、ここに来て、ポグバ、フェライニとCHにケガ人が続出。このゲームではマティッチとエレーラが先発した。布陣は4-2-3-1。ルカクの下にムヒタリャンが控え、左SHマルシャル、右SHヤングが構える。対するリバプールは4-3-3の布陣。マネがケガで、代わりに左FWコウチーニョが入った。

 序盤からリバプールがパスを回して隙を窺うと、マンUは低く構えて自陣を固めつつ、厳しいプレスをかけていく。7分、右IHワイナルドゥムのドリブルから縦パスに走り込んだCFフィルミーノのパスにワイナルドゥムがミドルシュート。GKデヘアがセーブする。10分にはCBマティプミドルシュート。14分、右FWサラーのドリブルから右に流し、右IHワイナルドゥムが切り返してミドルシュート。19分、CFフィルミーノがミドルシュートを放つ。

 お互い互角の厳しい戦い。30分、CHエレーラのスルーパスに右SHヤングが走り込み、クロスのこぼれをOHムヒタリャンが落として、CHマティッチがシュート。しかし枠を捉えられない。リバプールも34分、CKの流れから、左SBモレノの縦パスにCFフィルミーノが走り込み、クロスにCBマティプがシュート。GKデヘアがファインセーブ。はね返りを右FWサラーが狙うが、ポスト右に外した。これは惜しかった。41分にも左IHジャンのドリブルからCFフィルミーノのクロスに右FWサラーがシュート。GKデヘアがキャッチする。

 そして43分、マンUは左SHマルシャルからOHムヒタリャンの縦パスをCFルカクが落とし、マルシャルとのワンツーで前を向いてルカクがシュート。しかしGKミニョレがファインセーブ。はね返りを右SHヤングがシュートするもDFがブロック。前半はスコアレスのまま折り返した。

 後半に入っても、リバプールが攻めて、マンUが守る展開は変わらない。2分、右IHエムレ・ジャンのカットからCFフィルミーノが左に展開。左FWコウチーニョの仕掛けからクロスにCFフィルミーノが合わせるが、GKデヘアがブロック。4分、再び左FWコウチーニョのドリブルから、左IHワイナルドゥムが落としてCFフィルミーノがシュート。DFがブロックする。さらに10分、CFフィルミーノのパスから左FWコウチーニョミドルシュート。DFに当たってはね返りを右IHワイナルドゥムがシュート。枠を捉えられない。11分には右SBゴメスの縦パスに走り込んだ左IHジャンがシュートを放つも、浮かしてしまう。

 両チームとも攻守に切り替えが早く、守りが堅い。マンUは18分、OHムヒタリャンに代えてリンガードを投入。さらに20分には左SHマルシャルに代えてラッシュフォードを投入する。26分、左FWコウチーニョのスルーパスにCFフィルミーノが走り込み、クロスに右FWサラー。だが届かない。リバプールも34分、両SHサラーとコウチーニョに代えて、右SHオクスレード・チェンバレンとCFスターリッジを投入。フィルミーノは左FWに回る。

 39分、右IHエムレ・ジャンがドリブルで仕掛けていくが、クロスはCFスターリッジに届かず、GKデヘアがキャッチする。42分、左FWフィルミーノに代えてソランケを投入。アディショナルタイム46分には右FWオクスレード・チェンバレンのCKにCBロブレンがヘディングシュート。49分にもCKからCBマティプがヘディングシュートを放つが、枠を捉えられない。結局このままタイムアップ。ゲームはスコアレスのまま終わった。

 リバプールは攻め続けたのに、結局ゴールならず。やはりカウンター攻撃には人材が揃うが、相手に引かれて守備を固められると、厳しい。コウチーニョやフィルミーノが積極的に仕掛けていったが、マンUの守備は堅かった。だが、守備は最後までしっかりしており、危なげなかった。いや、マンUの攻撃に精彩がなかったという方が正しいだろう。マンUは結局、枠内シュートは前半43分のルカクの1本のみ。後半はシュートすら打てなかった。ルカクを封じられると、他に攻め手のなかったマンU。やはりポグバやマタの不在が響いている。マンCが攻撃的なサッカーで首位を走るだけに、サッカーの魅力という点では数段落ちる。もっともこれがモウリーニョのサッカーということかもしれないが・・・