第8節まで終わって1勝4敗3分。18位に沈んでついにシェイクスピア監督を解任したレスター。もっとも4敗の相手がアーセナル、マンC、マンU、リバプールだから仕方ないと思うのだが、監督をすぐに変えるのはレスターの習性というのだからしょうがない。代わりにアップルトン暫定監督が指揮を執った。さっそく先発に入った岡崎が決勝点を挙げる活躍。これは観ずにはなるまい。ドリンクウォーターが抜けたCHにはセビージャから移籍したイボーラが先発した。対するスウォンジーは2勝4敗の13位。ジョレンテとシグルドソンが抜けて、レナト・サンチェスとアブラハムが加入した。8試合で5得点とゴールが少ないのが課題だ。
開始1分、FW岡崎が起点となって右に展開。FWバーディーのサイドチェンジから左SHオルブライトンのクロスにFW岡崎がニアに走り込んでヘディングシュート。GKファビアンスキがファインセーブ。初っ端からレスターがビッグチャンスを迎えた。10分には右サイドからのスローインを受けたFW岡崎が胸トラップからクロス。左SHオルブライトンがシュート。これもGKファビアンスキがファインセーブで弾き出す。
序盤からFW岡崎が守備に攻撃にいい動きを見せる。13分にはCBモーガンのフィードのクリアミスをFWバーディーが拾って左に展開。左SHオルブライトンがミドルシュートを放つ。スウォンジーもようやく17分、PA手前で右IHレナト・サンチェスがFKのチャンスをつかむ。だが直接狙ったシュートはGKシュマイケルがパンチング。そしてこのボールを拾ったFW岡崎が前を向いてドリブルすると、縦パス。FWバーディーはそのままではシュートは打てなかったものの、いったん戻って作り直すと、ミドルシュート。これもGKファビアンスキがナイスセーブで弾き返した。
攻め続けるレスターは19分、右SBシンプソンのクロスにCHディディがDFと競り合ってヘディング。GKファビアンスキがクリアしたこぼれ球にFW岡崎が詰めるが、CBフェルナンデスがクリアする。スウォンジーはCFアブラハムのボールを集める。22分、左IHキャロルのCKにCFアブラハムがヘディングシュート。しかしCBモーガンが寄せて、GKシュマイケルがキャッチ。23分、左SBオルソンのクロスにCCFアブラハムがシュート。しかしこれもGKシュマイケルが正面で抑えた。
そして25分、FW岡崎が中盤から大きく前にフィードすると、右SHマフレズが走り込む。ゴールラインぎりぎりで抑えると、戻って持ち直してクロス。CBフェルナンデスのヘディングがゴールに飛び込んだ。オウンゴール。レスターが先制点を挙げた。スウォンジーは37分、右IHレナト・サンチェスの縦パスから右SBノートンがシュートを放つが、DFがブロック。前半は1-0、レスターのリードで折り返した。
反撃したいスウォンジーは後半頭からCHブリットンに代えてキソンヨンを投入。キャロルとのダブルボランチに左SHレナト・サンチェス、アイェウをトップ下に置く4-2-3-1に布陣を変更する。攻め込むスウォンジー。だが4分、レスターのカウンターで左SHオルブライトンがドリブルで運ぶと、右に展開して右SHマフレズが走り込む。クロスにFW岡崎がシュート。後半早々、レスターが追加点を挙げた。7分にもFW岡崎の縦パスから右SHマフレズのクロスにFWバーディーが走り込むが、これは届かず。しかし岡崎がいい感じで攻撃に絡み、レスターの攻撃を作っていく。
スウォンジーも9分、CHキソンヨンがミドルシュート。はね返りを右SHナルシンがミドルシュートをするが、枠に入らず。そして11分、レナト・サンチェスのCKにOHアイェウがニアでフリック。CBモーソンがボレーシュートを決めた。2-1。さらにスウォンジーはその直後、右SHナルシンに代えてダイアーを投入。するとダイアーが再三右サイドを突破してチャンスを作る。14分には右SBノートンのクロスにCFアブラハムがヘディングシュート。22分、右SHダイアーのパスから右SBノートンがミドルシュートを放っていく。
レスターは23分、岡崎を下げて左IHキングを投入。イボーラをアンカーに下げる4-1-4-1の布陣でリードを守る態勢。するとスウォンジーの勢いも削がれ、ゲームが落ち着いてきた。24分、CHキソンヨンのミドルシュートは大きく枠の外。31分、右SHマフレズのスルーパスにFWバーディーが抜け出してGKと一対一となるも、シュートはGKファビアンスキがファインセーブ。はね返りを狙ったマフレズのシュートも枠を外した。
スウォンジーは33分、左SHレナト・サンチェスに代えてラウトリッジを投入する。41分、CHキソンヨンのパスからOHアイェウがミドルシュート。GKシュマイケルがナイスセーブ。43分、左SHラウトリッジからいったん左に流して、CHキソンヨンのクロスにラウトリッジがシュート。しかしサイドネットにかかる。結局そのままタイムアップ。2-1でレスターが勝利した。
これでレスターはスウォンジーを抜いて14位まで上がった。とは言ってもこの段階で順位を気にしてもしょうがない。次はエバートン、そしてストーク、マンCと続く。アップルトン暫定監督は岡崎を絶賛。メディアの評価も高い。先発に定着してゴールという結果を出し続けてほしい。バーディーとマフレズに一昨年の勢いがない中、岡崎にかかる期待はさらに大きくなっていくだろう。