とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

忘れ物は止められない

 娘が旅行の帰りに忘れ物をしたことを「退職記念旅行は、東北でよかった(その2)」で書いたが、さすが遺伝、娘のことを非難できない。再就職して5ヶ月経つが、この間、既に2回も忘れ物・落とし物をしてしまった。

 1回目は昼に食事に行こうとして、出口で社内の女性社員と遭遇。「一緒に行こう」と声をかけ、近くのレストランへ行ったのだが、その際に、スマホをテーブルの上に置いて、そのまま忘れてきた。慣れないことで彼女らに気を使っていたのだろうけど、食事後の会計に意識が向かっていて、スマホのことをすっかり忘れていた。夕方、帰ろうと思って、その時に初めてスマホがないことに気付く。思い返すと、食事に行こうとしたときにスマホを握りしめていた記憶はあった。それでレストランに行くと、レジ横に確保しておいてくれた。よかった。彼女たちには秘密。ヒミツ。

 そして2回目は先日。やはり昼に、同僚のクルマで外食に出た。食事後、少し離れた駐車場まで歩いて、クルマに乗って帰った。そして職場に着いた途端、財布がないことに気付いた。クルマの中、と思ったが、あいにく、一緒に食事に行った同僚は、午後はそのクルマで外回りに出てしまった。あわててメールを入れるも返事がない。打合せ時間中に電話を入れるのも憚られる。それでまずはレストランに電話をした。電話を受けた女性が親切にも駐車場まで探しに行ってくれたが「ない」と言う。

 財布の中には現金の他に、クレジットカードとキャッシュカードが入っていた。それでまずはクレジット会社へ電話すると、「使用停止をすると再発行するまで使用できなくなる」という。「今日のこれまでの取引状況の確認はできる」というので、お願いしたら、「まだ利用されていない」という返事。同様に銀行へも電話。キャッシュカードも同じ扱いで、「使用停止にすると、取引支店へ行かないと再発行できない」と言う。再就職して会社所在地が変わったため、取引支店のある街まで行くのはやや面倒。いずれも同僚に確認してから再度、電話をすることにした。

 レストランで会計を済ませた後、財布をズボンの左ポケットに入れた気がする。クルマのシートに座った際に、座席の上、またはドアとの間に落ちたのではないか。だが、なかなか同僚から連絡がない。イライラしながら、打合せが終わった時間を見計らって電話をしてみる。今度は電話に出てくれた。クルマを確認してもらうと、ドアとシートの間に落ちていたとのこと。よかった。

 10数年前にも同様に、クルマに乗るときにズボンのポケットから財布が滑り落ちたことがあった。その時は駐車場に落ちて、親切な人に拾ってもらい(何と、競艇帰りの客だったが)、警察から連絡があった。落とした場所は自宅から2時間はかかるところだったが、即、Uターン。深夜になったが、何とか財布は取り戻した。その後、拾得者にはお礼の品を送った記憶がある。

 「携帯電話紛失事件」でも書いたように、まあとにかく忘れ物が多い。もちろん娘を非難なんてできない。こんなに多いと、落とし物に気付いても慌てなくなる。JRならあそこ、名鉄バスならそこと、連絡先が頭に入っている。今回、クレジットカードとキャッシュカード紛失時の連絡先と対応がわかった。これでまた一つ、慌てなくなった。よかった。・・・なんてことは絶対ない。もう二度と忘れ物をしないようにしようと思うが、きっとまた何か忘れるんだろうな。ああ自分がイヤになってしまう。