とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第1節 マンチェスター・ユナイテッド対チェルシー

 プレミアリーグが開幕した。開幕戦からマンUチェルシーの好カード。昨季3位のチェルシーはサッリ監督が1年でセリエAに戻り、チェルシー・レジェンドのランパードが新監督に就任した。アザールは抜けたが、代わりにプリシッチが加入。他にも実力ある選手が残っている、と思ったら、ジルーもカンテもマルコス・アロンソもプリシッチもベンチに置いて、ワントップにエイブラハムが先発。トップ下にマウント。左SHにバークリーが入り、右SHにはペドロ。今季のチェルシーはダブルボランチジョルジーニョコバチッチが先発した。DFは右から右SBアスピリクエタ、CBズマ、CBクリステンセン、左SBエメルソン。ダビド・ルイスの突然のアーセナル移籍でCBは少し苦しい。GKには今季もケパが座る。4-2-3-1の布陣。

 対するマンUも4-2-3-1。マルシェルをワントップに、右SHリンガード、左SHラッシュフォード。トップ下にはアンドレアス・ペレイラが入る。ボランチはマクトミネイとポグバ。DFは右から右SBワン・ビサカ、CBリンドレフ、CBマグワイア、左SBルーク・ショーマグワイアの加入が楽しみだ。GKは今季もデヘアがゴールを守る。

 開始4分、こぼれ球を拾ったCFエイブラハムがミドルシュート。左ポストを叩くと、マンUも7分、CBズマのパスをCFマルシャルがカットしてミドルシュートを放つ。GKケパがキャッチする。10分にはCHジェルじーにょの縦パスを右SHペドロがフリック。右SBアスピリクエタが駆け上がり、クロス。は、CFエイブラハムの動き出しが遅く、ゴール前を通過する。ここはまだお互いの連携が取れていない。12分には右SHペドロの縦パスからOHマウントがミドルシュート。GKデヘアがキャッチする。そして18分、マンUがハーフライン付近から速いカウンター。OHアンドレアス・ペレイラ、CFマルシャル、右SHリンガードとつなぎ、左SHラッシュフォードがPA内に持ち込んだところで、CBズマが倒してしまう。PK。これをラッシュフォードが決めて、マンUが先制点を挙げた。

 その後はマンUのプレスが早い。特にクリスタルパレスから加入した右SBワン・ビサカがいい。アシュリー・ヤングのバックアップかと思ったが、ヤングの方が控えに回る。31分には左SHバークリーからCHマクトミネイがボールを奪い、右SHリンガードのパスにCFマルシャルがミドルシュートを放つ。チェルシーも終盤は反撃。36分、右SHペドロがミドルシュートを放つと、39分にはCHジョルジーニョの縦パスから右SHペドロが左に展開。左SHバークリーがシュートを放つ。GKデヘアがファインセーブ。こぼれ球をCHジョルジーニョミドルシュートするが、CBマグワイアがブロックした。40分、左SBエメルソンのミドルシュートはバーを叩く。前半は1-0。マンUのリードで折り返した。

 後半も序盤はチェルシーが攻めていく。6分、左SHバークリーから右にサイドを変えて、右SHペドロが切り返したからミドルシュート。11分には右SBアスピリクエタのクロスのこぼれを左SBエメルソンがミドルシュート。GKデヘアがナイスセーブする。リズムを変えたいチェルシーは13分、左SHバークリーに代えてプリシッチを投入する。そして20分、自陣PA付近で縦パスを受けたCFエイブラハムをCBマグワイアがしっかりと後ろから抑えると、CHマクトミネイが奪ってつなぎ、左SHラッシュフォードがドリブル。右SHリンガードへのパスは少し流れたが、リンガードが落とすと、OHアンドレアス・ペレイラのクロスをCFマルシャルが押し込んだ。マンUがカウンターから追加点を挙げる。

 直後、チェルシーはCFエイブラハムに代えてジルーを投入。しかしキックオフ後のボールをマンUが確保すると、CHポグバのフィードに左SHラッシュフォードが抜け出し、そのままシュート。あっという間に3点目を挙げた。チェルシーも25分、OHマウントのFKにCBズマがヘディングシュート。26分には左SBエメルソンがミドルシュートを放つが、GKデヘアが正面でキャッチする。29分にはCHジェルじーにょに代えてカンテ。マンUもOHアンドレアス・ペレイラを下げて、右SHジェイームズを投入する。

 すると36分、またもマンUがカウンター。自陣ゴールライン付近からCHマクトミネイが前につなぐと、CHポグバが縦に送り、CFマルシャルの落としを受けてドリブル。最後は右に流して、右SHジェームズがシュート。マンUが4点目を挙げた。41分には左SHマルシャルを下げて右SHグリーンウッド。OHリンガードに代えてマタを投入。ジェームズが左SHに回る。すると42分、CHマクトミネイから大きく右サイドへ送ると、右SBワン・ビサカのクロスに右SHグリーンウッドがシュート。これはDFがブロック。チェルシーも45+4分、左SHプリシッチのパスから左SBエメルソンがミドルシュートを放つが、GKデヘアがナイスセーブ。そしてタイムアップ。4-0。マンUが快勝。開幕戦を飾った。

 マンUがいい。昨季までもマルシャルやラッシュフォードらの快速FWが走ってチャンスをつかんでいたが、開幕戦ではこれがちゃんとゴールまでつながった。それも4点。ポグバ、マクトミネイのボランチも安定。そして何よりCBマグワイアの存在が大きい。彼がいることでDFラインが安定し、安心してパス回しを観ていられる。スタンドで夫人と笑って話すファーガソン元監督の明るい顔は初めて見たような気がする。今季のマンUはかなりやれそうだ。