とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第16節 マンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッド

 前節のトッテナム戦の勝利で6位まで順位を上げたマンU。そして今節はアウェイに乗り込んでのマンチェスター・ダービースールシャール監督にとっては試練のゲームが続く。リバプールが依然無敗で突っ走る中、既に勝ち点は9に開いた。マンCにとってはこれ以上負けられない状況だ。

 マンCの布陣はいつもの4-3-3。アグエロがケガでジェズスがワントップで先発し、右WGベルナルド・シウバ、左WGスターリング。中盤はアンカーにロドリを置いて、右IHデブルイネ、左IHダビド・シルバ。DFは右SBカイル・ウォーカー、CBにストーンズフェルナンジーニョ、左SBアンヘリーノ。GKはエデルソン。対するマンUは4-2-3-1。マルシャルがCFに戻って、トップ下にリンガード。右SHダニエル・ジェームズ、左SHには好調ラッシュフォード。ボランチは前節と同じくフレッジとマクトミネイで組み、DFは右から右SBワンビサカ、CBリンデレフ、CBマグワイア。左SBにはルーク・ショーが先発。GKはもちろんデヘアが守る。

 序盤、マンCが攻めていく。しかしマンUもしっかりと守りながらのカウンター。2分には左SHラッシュフォードの縦パスからCFマルシャルが中へ折り返し、CHフレッジが右に展開。右SHダニエル・ジェームズがシュートを放つ。流れるような攻撃はすばらしい。マンCも7分、左IHダビド・シルバのドリブルから、左に流して、左WGスターリングのパスにダビド・シルバがシュート。マンUも9分、左SHラッシュフォードのスルーパスにOHリンガードが抜け出してシュート。GKエデルソンがナイスセーブで弾き出したが、お互い積極的に攻め合う。

 16分、マンUはCHフレッジの縦パスから左SHラッシュフォードが右に展開。右SHジェームズの落としをCFマルシャルがミドルシュート。GKエデルソンがナイスセーブ。18分、マンCも右IHデブルイネの縦パスからCFジェズスがシュート。DFがブロックする。そして23分、中盤でCHフレッジがボールを奪うと、OHリンガードがつないで、DF3人が待ち構える中へ左SHラッシュフォードが仕掛けていく。二人抜いたところで後ろから追いかけた右WGベルナルド・シウバが体当たり。いったんは流した主審だったが、VARからの連絡を受けてPKを宣告した。これをラッシュフォードが自身で決めて、マンUが先制点を挙げた。

 マンUは25分にもカウンター。OHリンガードが運び、CFマルシャルが左に流して、左SHラッシュフォードがシュート。これはポストの右へ外れる。さらに27分、今度は右SHジェームズがドリブルで運び、CFマルシャルのクロスに左SHラッシュフォードがミドルシュート。バーを叩いた。惜しいチャンスを続けて逃すと、前節トッテナム戦の記憶がよみがえる。また同点に追い付かれなくてはいいがと思っていたら、29分、CFマルシャルからのパスをうちに絞った右SHジェームズが右斜めに流し込むと、CFマルシャルが走り込んで、ニアを打ち抜くシュート。マンUが追加点を挙げた。

 その後は反撃するマンC。34分、左IHダビド・シルバミドルシュートはGKデヘアの正面。38分、右IHデブルイネのクロスにCFジェズスがヘディングシュートを放つも、ポストの左。40分、右IHデブルイネのFKはバーの上。43分、左IHダビド・シルバミドルシュートもGKデヘアにキャッチされた。前半終盤はマンCの攻撃が続いたが、結局、マンUが守り切って、前半は2-0で折り返した。

 後半もマンCの攻勢が続く。2分、CKの流れから、左SBアンヘリーノがミドルシュート。10分にはPA手前でCHフレッジからCHロドリがボールを奪い、右IHデブルイネがシュート。だがDFがブロックする。マンUの守りの意識が高い。14分、マンCはCBストーンズが足を痛めて、オタメンディと交代する。19分、左SBアンヘリーノのクロスを右IHデブルイネが落とし、CHロドリがミドルシュート。だがGKデヘアがナイスセーブで弾き出す。

 20分、マンCは右WGベルナルド・シウバを下げてマフレズを投入。IHもデブルイネとダビド・シルバの左右を入れ替える。しかし21分、左SBアンヘリーノから右SHダニエル・ジェームズがボールを奪うと、ドリブルで中に持ち運んで、左に流すと、OHリンガードがシュート。GKエデルソンがセーブをするが、続くCKの際に、フレッジめがけてサポーターから物が投げ込まれた。ふがいないゲーム内容に激昂するマンCサポーター。すると、その後しばらくマンCが必死になって攻めてくる。

 28分には右WGマフレズのCKにCBオタメンディがメディングシュート。ポスト右に外す。マンUは29分、CFマルシャルを下げて、OHアンドレアス・ペレイラを投入。リンガードをトップに上げる。そして40分、右WGマフレズのCKにCBオタメンディが再びヘディングシュート。これが決まり、マンCが1点を返した。直後にはCHロドリに代えてギュンドアンを投入。すると41分、CHギュンドアンのパスから右WGマフレズがシュート。だがGKデヘアがファインセーブを見せる。

 マンUは44分、足を攣ったルーク・ショーに代えて左WBアシュリー・ヤング。またOHリンガードを下げて、CBトゥアンゼベを投入。布陣を5-4-1にして守りの態勢。ラッシュフォードをトップに上げて、アンドレアス・ペレイラを左SHに回す。アディショナルタイムは5分。しかし45+1分には右SHジェームズのドリブルから左SHアンドレアス・ペレイラミドルシュートを放つなどマンCに攻撃の時間を作らせない。そしてタイムアップ。2-1。マンUがアウェイでシティを撃破した。

 前節に続いて、非常にいい内容で連勝した。ラッシュフォードとフリッジが絶好調で、さらにマルシャルも戻ってきた。これでマンUの順位は5位。まだ上を見るより、下の方が勝ち点差は少ないが、この後は年内、エバートンワトフォードニューカッスル、バーンリーと下位チームが続く。この勢いでしっかり勝ち点を積み上げて、4位以内をめざしていきたい。