とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第24節 マンチェスター・シティvs.トッテナム

 前節は昨年王者のリバプールを撃破し、リーグ戦10連勝、公式戦は15連勝となったマンC。今節の相手は8位トッテナム。前々節まで3連敗だったが、前節は久しぶりにバーディーが復帰してウェストブロムウィッチに勝利した。11月の対戦ではトッテナムが勝利しているが、それを最後にマンCに敗戦はない。再び黒星を付けることができるのか。トッテナムの奮闘に期待した。

 マンCの布陣は4-3-3。ジェズスがワントップに座り、右WGフォーデン、左WGスターリングの3トップ。中盤はロドリをアンカーに、右IHベルナルド・シウバ、左IHギュンドアン。DFは右SBにジョアン・カンセロ、左SBジンチェンコ。ラポルテが久しぶりにC復帰してストーンズとCBを組む。GKはエデルソン。対するトッテナムは4-2-3-1の布陣。ケインをトップに、トップ下にルーカス・モウラ。右SHにラメラが先発し、左SHにはソンフンミン。ボランチはホイビュルクとエンドンベレで組む。DFは右SBにタンガンガ、左SBベン・ジョーンズ。ダビンソン・サンチェスとダイアーのCBにGKはロリス。

 序盤からマンCが攻めていく。3分、フォーデンのCKからCHロドリがヘディングシュート。トッテナムは14分、CFケインの仕掛けをCBラポルトが止めて、FKを得ると、ケインの蹴ったシュートは右ポストを叩いた。その後、しばらくトッテナムが攻め込む。だが23分、左IHギュンドアンの仕掛けに対応したCHホイビュルクがギュンドアンの足を引っかけてしまう。故意ではなかったが、PKの判定。これをCHロドリが決めて、マンCが先制点を挙げた。

 その後、マンCは左右のWGを入れ替え、右にスターリング、左WGにフォーデンとする。その後もマンCがパスを回すが、攻撃は停滞。だがトッテナムもなかなかシュートまで持ち込めず、膠着したまま時間が過ぎていく。31分、右IHベルナルド・シウバがミドルシュート。42分、右SBジョアン・カンセロのスルーパスに右WGスターリングが抜け出し、クロスに左IHギュンドアンがシュート。しかしCBダビンソン・サンチェスがナイスブロック。こぼれ球を右SBカンセロが拾って、CFジェズスがシュートを放つが、バーを掠めた。前半はマンCの1点リードで折り返す。

 後半最初にトッテナムはOHルーカス・モウラを下げてCHシソコを投入。エンドンベレをトップ下に上げた。だが追加点はマンC。5分、右WGスターリングがドリブルで仕掛けて、右サイドから左サイドまでボールを運ぶと、左WGフォーデン、左IHギュンドアンとつないで再びスターリングへ。これを中へ折り返すと、DFの間に走り込んだギュンドアンがGKの足元を抜くシュート。きれいな形でマンCが追加点を挙げた。

 その後もパスをつないで攻めるマンC。トッテナムも何とか攻めようとするが、シュートまでいけない。ようやく14分、カウンターの形から左サイドでボールを持ったCFケインが縦パス。OHエンドンベレがシュートを放つが、GKエデルソンが簡単にキャッチする。攻撃が停滞するトッテナムは19分、トップ下のエンドンベレを下げて、デリ・アリを投入。しかし直後の21分、GKエデルソンからのフィードが一発で左IHギュンドアンに通ると、CBダビンソン・サンチェスをかわして、シュート。マンCが3点目を挙げた。GKエデルソンのアシストとなるフィードが見事。もちろんギュンドアンのボールコントロールも。

 だがその直後にギュンドアンが左足付け根の痛みを訴えて、24分、左WGフェラン・トーレスに交代する。フォーデンを左IHに移した。トッテナムも27分、右SHラメラを下げて、左SHにベイルを投入。ソンフンミンを右SHに回す。マンCは34分、CFジェズスに代えて、右WGマフレズ。トーレスをトップに上げ、スターリングを左WGに戻す。ソンフンミンが倒れてしばらくゲームが止まった後の36分、左SHベイルがDF3人を抜く仕掛けからミドルシュートを放つが、GKエデルソンがナイスセーブ。その後もマンCの攻撃の手が緩むことはない。44分には左IHフォーデンの仕掛けからクロスに左WGスターリングがシュート。GKロリスがファインセーブ。45分、右IHベルナルド・シウバのシュートもGKロリスがセーブしたが、攻撃陣はさっぱりマンC守備陣に抑え込まれた。そしてタイムアップ。3-0。マンCがギュンドアンの活躍で完勝。リーグの連勝を11に伸ばした。

 その後に行われたゲームで2位マンUが引き分けたため、2位との勝ち点差は10に広がった。しかも1ゲーム消化が少ない。心配なのはギュンドアンのケガ。ここまでマンCの快進撃を支えてきた最大の立役者なだけに大事にならないといいのだが。それでも、ミッドウィークのエヴァートン戦でゲーム数が並ぶと、大混戦だった今季のプレミアリーグも結果が見えてくる。今後はCL・EL出場権の4位・5位争いに注目が移っていきそうな気配だ。今後も興味深いゲームが続く。