とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

リボ払いの手口に騙された。

 毎日コストコを続けていたら、レジの方に「リワード(ポイント)が2%付くエグゼクティブ・メンバーに切り替えたほうがお得ですよ」と言われ、1月中旬に切り替えた。「コストコのクレジットカードを作るとさらに1.5%リワードが付く」と言われ、これまたカードを作ってしまった。入会の際に、「リボ払いにすると500リワード、3月末までに5万円以上利用するとさらに3000リワード付く」と言われ、最初は断ったのだが、「月々の返済額上限を30万円近くに設定しておけば、繰り越されることはないから」と言われ、ついついリワードに目が眩んで、リボ払いにも加入してしまった。また、コストコでの買い物以外でのクレジットカード利用にも1%のリワードが付くと言われ、他のカードよりもポイント還元率が高いと思い、加入後の支払いは積極的にコストコのクレジットカードを使用した。

 そうして2月が過ぎ、今月の初め。いつも月初めには、預金通帳を確かめ、エクセルで自作した家計簿に入力して整理する他、利用明細とレシートの照合をしている。今月もまたその作業を進めた。今は多くのクレジットカードで、利用明細の郵送には手数料等を徴収するケースが増えており、有料化する毎にWEB明細に切り替えている。コストコのクレジットカード(オリコ)は入会時にWEB明細を申し込んでいたため、郵送されてこない。それでオリコカードのサイトへアクセスし、利用明細を確認したら、「ん?」。2月末に請求・支払ったのは、1月末までの利用分だが、18000円近い買い物に対して、125円の手数料利息が加算されている。「上限額に満たないのに何故?」

 だがよくよく説明を読むと、リボ払いの場合には、繰越金額だけでなく、利用金額に対しても年利15%の利息が加算されるということがわかった。娘に訴えると「常識じゃん」との答え。そうだったのか!! 3月末までこのまま利用すれば3000リワードという考えもちらついたが、解約を忘れる可能性もあるし、手数料利息を気にしながらカードを利用するのも嫌なので、気が付いたのが吉日。すぐに解約することにした。

 が、サイトのどこを見ても解約についての記載がない。よくあることだが、そういう場合はクレジット会社に直接電話をしよう。カードの裏面に記載されている電話番号に電話をして、無事解約をすることができた。「手続きに時間を要するので、数日間の利用は引き続きリボ払いになります」とのことだったが、これで心置きなくカードを利用することができる。

 それにしても、私の場合はたまたま毎月、利用明細を確認していたから、発見できたが、たとえ利用明細が郵送されたとしても、いちいちレシートと照合する人は少ないのではないか。ましてやWEB明細にしていたら、わざわざサイトを開いて利用明細を確認するのは、習慣にしていなければしない行為だろう。

 2月分の利用金額は約8万円に対して、手数料利息は560円。約0.7%の利息が加算されていた。コストコカードであれば、コストコでの買い物に2%のリワードが付くから、手数料分はそれで回収できるのかもしれないが、リボ払いにしなければ同じ支払時期であっても利息は支払う必要がないのだから、やはり無駄だ。たぶんこうして、まさか毎月利息が取られるとは思わず、リボ払いにしている人も多いのではないか。正直、騙された気分。いや本当は3000円分のリワードを考えれば、5月まで解約せずにいた方がよかったのだとは思うが、忘れやすい自分が5月まで解約のことを覚えているとは思えない。今後、他社のクレジットカードを作るような機会があったとしても、けっしてリボ払いには手を出さないようにしようと強く思った。