とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

広報誌がデジタル化していく(嘆)

 JAFの機関誌「JAF Mate」が来年4月から、これまでの原則月刊から季刊に変わる。理由として「環境負荷の軽減」を挙げているが、本音は経費節減だろう。年会費に占める機関誌代は946円から484円に変更するものの、年会費自体は減額せず、差額は会員サービスの拡充に当てるとしている。また新しく、ウェブ版の「JAF Mate Online」をスタートするとのことだが、たぶん見ないだろうなあ。

 デジタル化と言えば、銀行通帳やクレジットカードの利用明細書もデジタル化が進められ、デジタル版への移行を勧める案内も送られてくる。紙媒体の方が便利なので、基本、無視しているが、次第に郵送を有料にする会社も増えてきて、そうなると仕方なしにデジタル版を受け入れる。紙媒体の利用明細書でなくても大きな支障はないが、同時に同封されてくる広報チラシにはキャンペーン情報やクーポンなども掲載され、けっこう役に立つ。先日、某カード会社からこれまで送られてこなかったPRメールがあり、内容を確認すると、これまで利用明細書に同封されていた広報チラシと同様、キャンペーンやクーポンの案内が記載されていた。でも、メールになるとしっかり内容を確認しなくなる。実は、印刷・送料だけでなく、キャンペーンやクーポン利用が減ることも利用明細書の送付停止の目的の一つじゃないのか。

 でも問題はそこではない。実はトイレの供として、この種の広報誌は最適なのだ。トイレで読む紙媒体のトップは新聞だが、次いで「JAF Mate」、次に中日新聞の広報誌「Clife」と続く。「JAF Mate」が季刊になってしまうと、トイレの楽しみが一つ減ってしまうではないか。もっともその代わりに、(妻は嫌がるけど)トイレで本を読む時間が増えるのかな。退職して以降、「電車内で読書」の習慣がなくなり、読書タイムが激減した。「トイレで読書」タイムが増えるのなら、「JAF Mate」の季刊化も喜んで受け入れなくてはいけないだろうか。「環境負荷の軽減」もけっこうなことだが、紙媒体の広報誌を楽しみにしている人も多いということは知っておいてほしい。