とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

FIFAワールドカップ2022 グループB第2戦 イングランドvs.アメリカ

 グループリーグ第2戦が始まった。初戦、イランに6-0と大勝したイングランドはサカやベリンガムらの若手が活躍。彼らのプレーを見てみたい。一方、アメリカはウェールズのヴェイルにPKを決められて、ドロー。イラク戦を残すとは言え、敗戦だけは避けたいところ。ちなみに第4審判で山下良美が起用されたのもうれしい。

 イングランドの布陣は4-3-3。ケインをトップに、右WGサカ、左WGスターリング。中盤はライスをアンカーに、右IHベリンガム、左IHマウント。SBは右にトリッピア、左にルーク・ショーマグワイアストーンズのCBに、GKはピックフォード。イラン戦と全く同じメンバーが先発した。対するアメリカは4-4-2の布陣。ライトとウェアの2トップに。中盤は右SHマケニー、左SHプリシッチ。ムサとアダムズのダブルボランチに、SBは右にデスト、左にロビンソン。CBはリームとジマーマン。GKはターナー。初戦とはFWライトを除いて同じメンバー。ちなみに9月に日本と対戦した時のメンバーは5人しか先発していない。

 序盤はイングランドがパスを回し、アメリカは高い位置からプレスをかけていく。10分、右SBトリッピアの縦パスを受けた右IHベリンガムが右に展開。右WGサカのクロスにCFケインがシュート。だがCBジマーマンがブロックする。11分にはCKの流れからCBマグワイアの落としを左SHマウントがシュート。だが枠を大きく外す。しかし15分過ぎた頃から次第にアメリカがペースを掴んでいく。17分、左SHプリシッチから大きくサイドチェンジをすると、右SHマケニーのクロスにFWライトがヘディングシュート。26分、右SHマケニーを起点に、CHムサ、右SBデストとつないで、FWウェアがクロス。マケニーがゴール前に走り込み、シュートを放つが、ふかしてしまう。

 さらに29分、CHムサのミドルシュートはDFに当たって、GKピックフォードがキャッチ。33分、右SHマケニーがドリブルで持ち上がり、CHムサから左に流して、左SHプリシッチがシュート。バーに当てる。さらに41分、FWウェアのポストから右SBデストが持ち上がり、シュート。CBマグワイアが立ちはだかる。43分には右SBデストのクロスに左SHプリシッチがヘディングシュート。前半中盤以降はアメリカが優勢に攻め続ける。イングランドはようやく終盤、45分に左SBショーが左WGスターリングとのワンツーで駆け上がり、クロスに右WGサカがシュート。だが枠を外す。45+1分には左SBショーのパスを左WGスターリングがスルーパス。左IHマウントが走り込み、シュートを放つが、GKターナーがファインセーブ。前半はスコアレスで折り返した。

 後半も序盤はアメリカが優勢。4分、左SHプリシッチのドリブルから左に流して、FWライトがシュート。DFのこぼれを右SHマケニーがミドルシュート。だが枠を捉えられない。13分には左SHプリシッチがドルブルで仕掛け、ミドルシュートを放つが、左に外した。その後、20分にかけて、アメリカはCKが5本。だがゴールは遠い。しかし押し込められたイングランドは24分、スターリングとベリンガムを下げて、左WGグリーリッシュとCHヘンダーソンを投入する。マウントをトップ下に上げて、4-2-3-1。ヘンダーソンは守備に攻撃にと縦横無尽に動き、イングランドが盛り返していく。しかしお互いゴールは遠い。

 33分、アメリカはマケニーとデストを下げて、右SHアーロンソンと右SBムーアを投入。イングランドもサカを下げて、右SHラッシュフォードを投入する。アメリカはさらに38分、2トップのウェアとライトを、サージェントとレイラに交代する。42分、右SHラッシュフォードが左サイドまで動いてミドルシュートを放つが、シュートは力なく、GKターナーがキャッチ。45+1分、右SBトリッピアのCKにCBマグワイアがヘディングシュートを叩きつけるも、GKピックフォードが抑える。45+3分には左SBショーのFKにCFケインがヘディングシュート。しかしポストの左。結局、ゲームはこのままスコアレスで終わった。

 ゲーム前にはイングランドの圧勝かと思ったが、アメリカは全然弱くない。逆にイングランドのイラン戦がフロックだったか。でもそのイランはウェールズに2-0で勝利。最終戦アメリカ対イランの勝者がグループ抜けを決める。結局、このグループはイングランドアメリカが抜け出すのだろうか。アメリカの強さが際立ったゲームだった。