最近、わが家で話題の小ネタを2題。
●中国産なら安心だね
「風評被害」がひとしきり騒がれ、最近は一時ほどではなくなってきたかな。それでも福島産・茨城産の野菜や水産物が我が家の食卓に乗ることはトンとなくなった。生産自体が止まっているというのが最大の要因だろうけど、購入するときはやはり産地確認をしてしまう。
先日は北海道産のホタテの刺身を買ってきた。翌日、床屋でそんな話をしたら、津波で北海道のホタテと三重県のカキの養殖場の被害が大きく、北海道産のホタテはなかなか食べられないと言っていた。先日のホタテは大丈夫か。
産地表示のない日本産より、中国産と記載されていた方が安心だね、と妻が言う。そんな日本になってしまった。
●京の上はナニ?
もう一つ、震災関連で、放射線量のカウントに「京」という単位が使われるようになった。新聞で「億」や「兆」は見ても、「京」を見ることは今までなかった。ほとんどトリビアやクイズの世界で、知っていても意味のない単位だった。ところが現実に「京」が使われるようになると、その上の単位は何かと気になる。
答えは「垓」(がい)。さらに上は、秭、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数と続く。ただし、「無量大数の彼方へ」によれば、「秭」(し)については、ノギヘンに「予」と書いて「じょ」と読むことが日本では標準的になっていると言う。原発事故の放射線量で、中国式に「秭」を使うか、日本式に「じょ」を使用するかが議論される事態にならないことを願う。