とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

スーパーサッカーの終焉

 春になってテレビも新番組がいくつか始まり、また放送時間の変更などもあり、頭の中の週間番組表の書き換えを行っている。かつては「歩くテレビ欄」と自負していたが、最近は見たい番組も少なく、さっぱり興味がない。
 それでも「名探偵コナン」の放送時間が変わったり、スーパーサッカーの始まりが30分遅くなったりしては、毎週設定となっているビデオ録画設定も変更せざるを得ずめんどくさい。
 その「スーパーサッカー」。Jリーグ創設直後の1993年10月に、生島ヒロシがキャスターでスタートした老舗長寿番組。翌1994年から、アシスタント・キャスターとして三井ユリが加わり、その後男性キャスターは徳永英明(登板すぐにモヤモヤ病で降板)を経て2000年から加藤浩次に。女性キャスターも白石美帆を経て2007年からは加藤未央が担当している(美帆ちゃん、よかったなあ。加藤未央が初登場した時はこりゃダメだと大心配)。コメンテーターも水沼貴史に始まり、高木琢也福田正博を経て、2006年から小倉隆文(おぐちゃーん)。土井アナウンサーもはまり役だった。
 4月になってから「S☆1」と名称を変えるも「スーパーサッカー」というタイトルも一瞬現れ、4月1週には「内田篤人特集」なんてやるものだから、名称と時間変更だけかなと思ったら、あに図らんや。
 先週(4月19日0時)の放送を見る限り、30分枠のただのスポーツニュース。最初にJリーグを駆け足ダイジェストで取り上げ、サッカー番組らしく装うが、10分過ぎから野球やゴルフ、フィギアスケートを今までのJスポーツコーナー以上の分量で取り上げ、続いて一般ニュース、地方ニュースまで盛り込んで、最後は海外サッカー速報で締めくくる。
 サッカーをメインとするも、深い分析は一切なく、小倉もほとんど口を挟む余裕なし。これでは「スーパーサッカー」ならぬ「へなちょこサッカー」。「サッカー」の文字を冠するもおこがましい。
 ということで、取り敢えず毎週録画対象からは外し、来週も同じ状況ならもう見ない予定。これで全国中継のサッカー情報番組は、「週間Jリーグ」と「やべっちFC」位? 日テレもタカトシで何かやってたっけ。
 先週も、NHKのサッカー中継が少ないと嘆いたが、サッカー人気は縮小の一途か。筋金入りのサッカー・フリークはCSやケーブルなどの有料放送を見ているのかもしれないが、さみしいな。プレミアが見られるだけでもよしとしなければ。