とんま天狗は雲の上

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チェルシーお疲れ アストンビラに屈す

 プレミアリーグ第9節。快調に首位を走るチェルシーと今シーズン好調のアストンビラの対戦。ホームの勢いそのままキックオフ直後から積極的に攻め込むアストンビラは、まずはアグボンダホールがミドルシュートでしょっぱなのごあいさつ。一方のチェルシーは代表戦の疲れか、どこか身体が思い。
 11分、ミルナーからのパスをペドロフがクロス、アグボンダホールが中に飛び込む。12分、チェルシーボシングワのクロスで攻め込めば、その流れのまま、アストンビラもA.ヤングのクロスでチェルシーゴールに迫る。さらに14分にはミルナーのクロスをアグボンダホールがシュート。
 ところが先制点は突然に。ランパードからのパスをピッチ中央で受け取ったドログバが右に持ち出してロングシュート。これがGKの前で大きく沈みはずんでゴールに飛び込んでいった。ここからようやくチェルシーが動き出す。22分にはA.コールがセンターライン付近からヒラヒラとDFをかわしてドリブル、シュート。24分にはマルーダ、26分ドログバとシュートするも得点ならず。
 アストンビラも負けずに31分。中盤からのフィードをカリューが落とし、ペドロフがシュートすると、その直後のCKにダンが飛び込み同点に追いつく。ランパードが逸らして少しコースが変わったにも関わらず気持ちの入ったダイビングヘッドだった。
 この後、両チームが激しく攻撃を繰り返す。36分、デコの見事なループはわずかにバーを越える。41分にはアネルカが起点となり、マルーダランパードとつないでドログバがシュート。しかしロスタイム前からアストンビラが攻勢に出て、45分にアグボンダホールのクロスにシドウェルがシュート。さらにカリューも続く。がここで前半終了。
 後半に入ってもアストンビラが集中した守備と積極的なプレスでなかなかチェルシーを自由にさせない。と7分、CKからCBのコリンズがヘッドで追加点。CBそろい踏みでアストンビラが勝ち越す。
 チェルシーも負けずに、13分、ドログバのスルーパスにデコがシュート。さらに15分にはランパードのスルーパスにマルーだが抜け出しシュートするも、いずれもGKに当ててゴールならず。29分にはマルーダからのスルーパスアネルカがシュートするが、三たびGKに阻まれる。
 次第にチェルシーの選手たちの動きが鈍くなり、一方アストンビラは強固にゴール前を固めて、チェルシーがなかなか中に入れなくなってくる。加えてルーズボールに対してアストンビラ選手の鋭い寄せ。結局最後までアストンビラが集中した守備を見せ、チェルシーを首位から引きずり降ろした。
 代表戦で疲れた選手が多く、終始動きが悪かったチェルシー。しかしこの後もCLやFAカップが重なり、週2日の日程がしばらく続く。選手層の厚いチェルシーと言えども、今日のようなゲームを見せられると、次節以降が少し心配になる。21日のCL、Aマドリード戦は4-0で快勝したが、その後も連戦が続く。第11節にはマンU戦が控えているだけに、何とか万全の体調で首位決戦に臨んでほしいものだ。ガンバレ、チェルシー