とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンU 完璧な勝利 完璧なチーム

 首位を独走するマンUと今シーズン好調で6位に付けるサンダーランドとの対戦。サンダーランドがどこまで抵抗するかと期待したが、マンUの完勝。完璧な勝利。技術、戦術、体力、全て完璧。今のマンUに敵はいない。
 序盤から前節のアーセナル戦でも発揮した爆発的な攻撃力で圧倒する。5分、ギグスがドリブルで駆け上がり、右サイドへのパスをルーニーがきれいにクロスを上げると、ベルバトフがドンピシャ・ヘッド。あっという間に先制ゴールを挙げる。
 その後も圧倒的にマンU・ペース。10分、ラファエルが強力な推進力でサンダーランドMF陣を蹴散らして前進キャリックギグスとのワンツーからルーニーにパス。さらにギグスがドリブルで前進し、最後はルーニーループシュート。惜しくもゴールにならなかったが、流れるような見事な攻撃。その直後には、GKを拾ってアンデルソンのスルーパスベルバトフがシュート。ポストにはね返される。15分にはキャリックのパスカットからベルバトフがポストに入り、ギグスアンデルソンベルバトフへのスルーパスがDFにはね返されるとすぐにシュート。今度はバーに当たって跳ね返る。
 18分、ベルバトフがファールで倒されつつも、すぐに立ち上がりパクチソンにパス。さらにルーニーに渡りシュート。マンUが一方的に攻め立てる。さらに19分、ギグスのスルーパスベルバトフが強烈なシュートを放つが、サイドネット。20分、ルーニーからギグスのシュートはGKゴードンが好セーブ。しかし出足が違う。ルーズボールはことごこくマンUが拾い、攻撃につなげていく。
 サンダーランドがようやくパスをつなげるようになったのは25分過ぎ。それでもベント、ギャンの2トップにいい形で入ることはほとんどない。結局このまま前半終了。サンダーランドは1本でもシュートを打っただろうか?
 後半立ち上がり、さすがにサンダーランドも前に攻め込んでいく。1分、マルブランクがドリブルで前進してシュート。ギャンに当たると、すかさずギャンもシュート。
 しかしサンダーランドの攻勢が見られたのも初めのうちだけ。8分、CKにビディッチがヘディングシュートを放つと、12分、ゴール正面からアンデルソンルーニーへスルーパス。これがDFにはね返されると、すぐに拾って右サイドのベルバトフへパス。ルーニーが右に回りDFを惹きつける中、突然シュート。これがDFに当たり、GKの逆をついてゴールに吸い込まれた。決定的な2点目。
 19分にはギグスアンデルソンに代えて、マケーダとギブソンを投入。すると再びマンUの攻勢が始まった。20分、ラファエルからベルバトフのポストにギブソンミドルシュート。25分にはギブソンのシュートをベルバトフがきれいにトラップ、反転してシュート。
 サンダーランドも24分メイラー、37分には20歳のクックとメンバーを入れ替えて攻撃の梃子入れを図るが、目立ったシュートは34分のゼンデンのミドルシュート位。ほとんどチャンスを作ることもできず、最後までマンUがコントロールして危なげなくゲームを終えた。
 強い! 年明け後にはパクチソンがアジア杯で離れるが、アンデルソン、ラファエルの台頭で層も厚く、パクチソンも戻っても席がないのではないか。この圧倒的な強さのマンUを止めるのはどのチームか。今はプレミアリーグに敵が見当たらない。