とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパス3連勝 ようやく僕らのグランパスが戻ってきた。

 アルビレックスとの第15節。金崎が練習中にまたもケガで全治4週間。永井もU-22で欠きながら、ほぼ昨シーズンのベストメンバーが先発したグランパスに対して、アルビレックスミシェウが負傷欠場。酒井高徳鈴木大輔をU-22で欠き、チョ・ヨンチョル頼みの布陣。CB大野はJリーグ初出場。左SB石川もコンサドーレから今シーズン移籍してきた選手。
 立ち上がりからグランパスアルビレックスのゴール前に殺到し、押し込んでいく。9分には田中隼磨のクロスをケネディが落とすが、玉田に合わない。11分、チョ・ヨンチョルがドリブルで中に切れ込んでシュートチャンスを窺うところを、ダニルソンがうまくボールを絡め取りチャンスをつぶす。ダニルソンがよく効いている。
 しかし13分、右SB藤田のFKがわずかに枠を外すと、18分には闘莉王が上がったところをパスカットされ逆襲を受ける。チョ・ヨンチョルのシュートはGK楢崎が抑えた。この時間帯、グランパスにミスが目立ち、カウンターを浴びる。が、アルビレックスの攻撃は単調。チョ・ヨンチョルを経由するか、ブルーノ・ロペスの個人技以外に攻め手がない。グランパスダニルソンを中心に中村、藤本がよく中盤を動いてアルビレックスの攻撃の芽を摘んでいく。
 20分、藤本の縦パスに小川が抜け出し、落としたところをケネディがシュート。しかしここはふかしてしまう。やや膠着気味かと思った28分、中盤でダニルソンから右に出ると、藤本がうまくタイミングを外すドリブルで前に抜け出しクロス。玉田が左足でうまく合わせて流し込む。グランパスが先制した。
 するとここからはグランパス・ペース。31分、ケネディミスパスをB.ロペスが拾ってシュートを放つが、闘莉王がブロック。逆に34分、藤本から玉田が中にドリブルで入りシュート。そして37分、増川からのフィードに小川が飛び出し、落としをケネディがシュート。追加点を入れた。ケネディが一旦左に流れ、そのスペースに小川が切れ込んでくる。DF石川が付き切れず、ケネディも大野がフリーにしてしまう。経験に乏しいDFを翻弄してのゴール。40分には田中隼磨のクロスをケネディが落とすが、わずかに小川に合わない。
 後半に入り2分、三門のFKを大島がヘディングシュート。8分には藤田のクロスに大島と増川が競り、こぼれ球をチョ・ヨンチョルがシュート。しかし隼磨がよく付いて満足にシュートを打たせない。10分には藤田のクロスにB.ロペスがヘディングシュート。しかしここも隼磨がよく身体を寄せる。
 グランパスは12分、中村がポストになって流したボールにダニルソンがゴール前フリーになりかけるが、シュートを打てない。DFにブロックされる。16分には闘莉王のフィードに小川が飛び出すがトラップできない。17分、藤本がミドルシュート。25分、ダニルソンから左サイドの阿部にパスが出て、小川とのワンツーで阿部が抜け出しクロス。これをケネディがヒールでシュートするがGKがキャッチ。33分、藤本が玉田とのワンツーからクロスを入れると、小川がシュート。しかしGK正面。
 アルビレックスは21分にチョ・ヨンチョルに代えて木暮、26分大島に代えて川又を投入。さらに37分にはボランチの小林に代えて田中亜土夢を投入。グランパスは24分ブルザノビッチ、35分磯村とボランチを交代。さらに40分には玉田に代えて三都主を入れる。
 38分、藤本のCKにケネディがヘディングシュート。川又が必死に競りかけるが、ケネディはジャンプせずに飛び出すGKの前でうまく合わせる。ゴール!3点目。さらに40分には藤本がミドルシュート、さらにケネディミドルシュートアルビレックスも43分、右SB藤田のクロスに川又がダイビングヘッド。しかしこれがポストを叩いてはね返される。
 グランパスは終了間際のロスタイム3分、ブルザノビッチのキープから闘莉王が落とし、三都主が右に流すと、走り込んだ田中隼磨がシュート。決定的な4点目を挙げた。4-0。内容的にもグランパスが圧倒したゲームだった。
 これで3連勝。いよいよグランパスの追い上げが始まった。首位のレイソルが敗れ、快進撃がようやく止まった。さあ、一気にトップグループへ追い上げるぞ。5連戦の3戦目、次のアルディージャは少し手強いが、ホームでもあり、今の調子で撃破し4連勝と行きたい。