とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ガンバ対ジュビロ 2週かけての決着

 東日本大震災の影響による変則日程のため、1週空けてのホーム&アウェイ対戦となったガンバ対ジュビロ戦。ガンバホームの先週のゲームはジュビロが2点差を追いついての引分け。そしてジュビロホームのこの対戦も前節と似たような展開となった。
 両チームとも水曜日にゲームがあって、中2日での対戦。だが両チームとも疲れを感じさせない動きで熱戦を演じた。序盤ガンバが押し込んだが、先にチャンスをつかんだのはジュビロ。4分、駒野のアーリークロスにジルシーニョがオーバーヘッドを見せると、5分には駒野のCKに前田が合わせてポストを叩く。さらに6分、駒野の縦パスに前田が走り込み、クロスにジルシーニョがヘディングシュート。
 しかしガンバも落ち着いて対応し9分、遠藤の縦パスをイグノが落とし二川がシュート。だがGK川口の正面。ジュビロは18分、前田のポストから山田が思い切りよくシュートを放つ。ここはDFはクリアするが、そこからのCKのこぼれ球に山田がダイレクトでミドルシュート。強烈な弾道は惜しくもポストにはね返された。
 その後もジュビロが押し気味に進めたが、先制点はガンバ。26分、ゴール左前のFKを遠藤が蹴ると、一旦は前田が身体に当ててはね返したが、すかさず中澤が詰めてシュート。前田の股下を抜けてゴールに突き刺さった。30分にも武井の縦パスから二川のクロスにイグノがシュート。無人のゴールに山本脩斗が何とか滑り込みクリア。前半はこのままガンバのリードで終わった。
 後半5分、ジュビロがきれいな形で同点に追い付く。中盤でボールを受けた山田が遠藤に突かれながらも踏ん張ってドリブル。DF3人を引き付けたところで左にパス。加地にマークされた前田が簡単に返すと、中央に那須が走り込みフリーでシュート。山田のがんばりが美しいゴールシーンを作った。
 その後もしばらくジュビロ・ペース。7分、右SB山本脩斗からジウシーニョがはたいて船谷が左サイドを上がり、クロスに山本脩斗がシュート。だが直後にはガンバも二川のクロスにイグノがシュート。GK川口がブロック。
 ここでガンバはFWキムスンヨンに代えて前節から加入したラフィーニョを投入。水曜日のアントラーズ戦でも途中交代でゴールを挙げたラフィーニョだが、ジュビロも何とか抑えて逆にチャンスをつかむ。18分、山田のスルーパスに前田が反転して抜け出しシュート。21分には駒野のFKをGK藤ヶ谷が弾いたところに那須が飛び込む。
 だが28分、ピッチ中央で遠藤がボールを持つと、代わったばかりの佐々木が右サイドを駆け上がりクロス。遠藤が走り込みDFを引き付けた裏側で、遠藤とクロスしてファーへ逃げたラフィーニョがヘディングシュート。ついにガンバが勝ち越した。
 33分にもラフィーニョからイグノのクロスにラフィーニョが飛び込む。アドリアーノ、宇佐美と移籍で失ったガンバだが、代わりに加入したラフィーニョがさっそくの活躍。やはり遠藤からのゲームメイクがしっかりしていると、新加入でも結果を出すのが早い。
 これで1ゲーム少ないながら勝点差4の3位進出。グランパスともどもついにやってきたという感じ。もっともマリノスレイソルも勢いがある。しばらくは4強で行くのか。どのチームもそれぞれ特徴があって甲乙つけがたく面白い。