とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ベガルタ対レイソル がっぷり四つでスコアレスドロー

 水曜日のナビスコ杯でも対戦。今シーズン4度目の対戦となるベガルタレイソル。だからか、お互い手の内を知り尽くしてのがっぷり四つ。両チームとも最後まで決定的チャンスをつかむことができず、膠着状態のまま90分を経過してしまった。ああ。
 ここ6試合勝ちなしで順位をずるずると9位まで落としたベガルタ。対するレイソルは水曜日に先発した北嶋・工藤を温存して田中と澤が先発。ボランチは兵働と栗澤で組んで、ジョルジ・ワグネルはこの日も一つ挙げて左SH。左SBには橋本が入った。
 ゲームはレイソル・ペースで進む。ワグネルとレアンドロ・ドミンゲスに酒井、橋本の両SBが絡んでボールを回す。しかし変化に乏しいか、がっちりと守るベガルタの守備陣の前にシュートチャンスまでは行かない。
 対するベガルタの攻撃はリャン・ヨンギまかせ。リャンのFKにCB渡辺やFW赤嶺が飛び込むが、レイソルのDFも強い。17分にはリャンのサイドチェンジに右SB田村がシュート。レイソルも21分、レアンドロのCKに橋本がヘディングシュート。しかしGK林がしっかりセーブ。29分にはレアンドロからのくさびのパスを田中がヒールで前に送り、ワグネルが飛び出すがクリアされる。前半終了間際にはベガルタ・ゴール前での攻防。だが、ベガルタも守り切る。
 後半に入っても同じような展開。それでも前半よりはゴール前に迫る回数が増えたかな。6分、リャンの左からのクロスに関口がヘディングシュート。そう言えば関口は前半、全くその存在を忘れていた。もっぱら守備に追われ、飛び出すシーンは全くなかった。
 9分、レアンドロのスルーパスに田中が抜け出しかけるが、ベガルタDF陣に囲まれクリアされる。16分にはワグネルのクロスに澤がヘディングシュート。レイソルの攻撃は結局この二人頼みだが、他の選手が決めきれない。
 26分、FWに入った太田のクロスから関口がボレーシュート。34分にもリャンのサイドチェンジから田村のクロスに赤嶺がボレーシュート。だが、ボレーを正確にゴールに入れるまでの技術と時間がない。35分には田村のスルーパスに太田が抜け出しかけて、DFが危うくオウンゴールのクリアをする場面があった。後半30分過ぎからはベガルタ・ペース。
 だが、両チーム決めきれない。41分、レアンドロが田中とのポストプレーからループシュートを放つが、枠を外す。結局このままゲームセット。ベガルタレイソルサポーターであればよくやったと喜べるのかもしれないが、たまたまテレビを見た一ファンとしては、他のゲームを放映してくれればと思わないでもない。
 ベガルタは守備はいいとしても、リャンからのセットプレーオンリーの攻撃では、これ以上の上積みは期待できない。レイソルレアンドロ頼み。このゲームのように酒井がパッとしないと、北嶋・田中の決定力だけでは厳しい。次節はマリノスとの首位決戦だが、このままでは勝ち切れないゲームが続き、ジリジリと順位を落とすのではないか。次はグランパスが2位に上がりたいと思います。