先日はセリエAの首位を走るユベントスのゲームを観たので、今度はブンデスリーガを独走するバイエルンのゲームを観てみた。この両チーム、次はCLのベスト8で対戦する。バイエルンの相手は第26節3位を走るレバークーゼン。細貝はベンチスタート。
ところがバイエルンはCLアーセナル戦から中2日。リベリー、マンジュキッチ、クロース、ミュラー、そしてラームもいない。それでもマリオ・ゴメスのCFに右SHはロッベン。CHにはシュバインシュタイガーにハビ・マルティネスとルイス・グスタボ。DFもアラバ、ダンテ、ボアテングと十分、ビッグネームが顔を揃える。
それで序盤からバイエルンが押し込んでいく。ホームのレバークーゼンは守備を固める。だがこれがなかなか崩しきれない。前期の両チームの結果はなんとバイエルンのホームで1-2とレバークーゼンが勝利。今シーズン、バイエルン唯一の黒星を付けたのがレバークーゼン。苦手意識でもあるのかな。
それでも21分、右SBラフィーニャのドリブルからハビ・マルティネスがつなぎ、ロッベンの落としをシュバインシュタイガーがシュート。23分には左SBアラバのクロスにM.ゴメスがシュート。さらに26分にはDFのクリアがルーズボールになったところを落下点で待ち構えてロッベンがボレー。シュバインシュタイガーがヒールでコースを変えるが、わずかにポストの左。
バイエルンが攻めるが、ゴールを決め切れずにいると、次第にレバークーゼンが押し返していく。36分にはバイエルンゴールに攻め込んで、左SBベーニッシュがミドルシュート。GKノイアーがファインセーブ。わずかに触れてコースを外す。
だがレバークーゼンが押し込むと、バイエルンのカウンターが怖い。37分、レバークーゼン左SHシュルレのCKのこぼれをロッベンが拾うと、シュバインシュタイガーを経由して左SHシャキリがドリブルで駆け上がる。クロスを受けたM.ゴメスがDFを二人かわしてシュート。バイエルンがカウンターから先制点を挙げた。バイエルンの左SHシャリキは弱冠21歳のスイス代表だそうだが、タンクみたいな身体に強さと速さと巧さを兼ね備えている。面白い。
前半ほとんど活躍できなかったシュルレに代わり、後半頭からサムを投入。するとレバークーゼンはサムがよくボールに絡み、攻撃のペースを握り出す。8分、カストロのCKにCHロルフェスがヘディングシュート。DFのクリアをサムがシュート。16分にはアンカーのライナルツに代わり左SHにヘゲラーを投入。ロルフェスをボランチに下げてカストロをトップ下に移す。サムは右SH。
19分には右SBカルバハウが上がり、ベンダーがつないでサムがクロス。CFキースリングはわずかに届かなかったが、レバークーゼンが押し込んでいく。バイエルンは26分、M.ゴメスに代えてピサロ。28分にはロッベンに代えてCBバンブイテンを投入。守備を固める。
しかし30分、カストロのCKにベーニッシュがニアでフリックすると、ファーサイドにロルフェスが詰めて押し込む。ゴール。ついにレバークーゼンが同点に追い付いた。
するとすぐにバイエルンが反撃を仕掛ける。32分には押し込んで波状攻撃の末、ピサロがシュート。それでも次第にバイエルンの前への圧力が弱まり、このまま終了かと思った42分、右SBラフィーニャのドリブルから左サイドに渡り、アラバのドリブルが倒される。そして得たFKをシュバインシュタイガーが蹴ると、ニアでコースが変わり、CBボルシャイトの背中に当たってゴールに吸い込まれた。痛恨のオウンゴール。これでバイエルンが勝ち越し、2-1で勝利した。レバークーゼン無念。
バイエルンはこれで優勝に王手。次節ハンブルグ戦に勝利すると優勝が決まる。ラッキーも王者の印か。マンジュキッチらがいなくても十分強い。CLユベントス戦がまた楽しみになった。レバークーゼンは惜しいゲームを落としたが、3位の順位は伊達じゃない。攻守にバランスが取れていいチームに仕上がっている。これでは細貝の入る隙がないな。ケガ対応のベンチ要員も仕方がない。