とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

最後までハラハラドキドキ。ジェフレディーズが強い気持ちを前面に身体を張ってレオネッサに勝利。

 エキサイティング・シリーズ第2節、6位ジェフレディースが5位レオネッサに挑んだ。レオネッサは川澄がアメリカから帰って初先発。川澄の活躍に期待がかかる。開始6分、さっそく川澄がその実力を見せ付けた。自陣PA付近の深い位置からドリブルを開始すると、あれよあれよとピッチ中央を駆け上がり、さらにスルーパスにCF高瀬が抜け出す。シュート。カウンターからあっという間に先制点を挙げた。
 その後もレオネッサ・ペース。パスを回して攻め込んでいく。だがジェフレディースも負けずに前からプレスをかけていく。17分にはCKの流れからCF菅澤のクロスにCB櫻本がヘディングシュート。この辺りからジェフレディースが次第にペースをつかんでいく。
 レオネッサはジェフの積極的なプレスの前に次第にパスがつながらなくなる。が個人能力はレオネッサ。24分、右SH川澄が単騎カウンターからドリブル。ゴール前に迫るが、最後はCB櫻本が身体を張って止める。そして29分、CB千野のヘディングをCH川村が前につなぎ、OH筏井がさらに前につなぐと、CF菅澤が抜け出して冷静にシュート。ジェフレディースが同点に追い付いた。
 その後は互角の展開。39分、CF高瀬のスルーパスに右サイドを回り込んで右SH川澄が抜け出すと、クロスに左SH南山がシュート。だが枠を外す。40分、CF菅澤がDF二人を抜いてドリブル。しかしシュートはGK海堀がセーブ。42分、左SB磯金のフィードにCF高瀬が抜け出し、ドリブルからシュートを放つが、バーに当たって地面を叩く。1-1で前半を終えた。
 後半も序盤は互角の闘いが続く。7分、CH澤の縦パスを左SH南山が落とし、左SB磯金のクロスにOH増矢がシュート。GK山根がセーブ。しかし9分、左SH筏井からのクロスをCF菅澤がDFと競って、こぼれたボールを右SH安齋がクロス。OH深澤のシュートはGK海堀がいったんは当てながらこぼしてしまう。ゴール。ジェフレディースが勝ち越した。
 しかしレオネッサも12分、深い位置からのFKを中島が蹴ると、ゴールファーサイドに川澄が飛び込む。ゴール。すぐに同点に追い付く。19分にも同じような位置からの中島のFKにOH増矢がヘディングシュートを放つが、枠を外す。
 そして23分、ショートCKから左SH筏井がクロスを入れるとCB櫻本がヘディングで後ろに流し、CF菅澤のクロスにCH川村がシュート。またもジェフレディースが勝ち越す。さらに25分、右SB若林の縦パスからCH瀬戸口が右に展開、右SH安齋のクロスをCF菅澤がDF二人を惹き付け競り合いながら絶妙に落とすと、ゴール前にぽっかり空いたスペースにCH瀬戸口が走り込みシュート。ジェフレディースが4点目。レオネッサに2点のリードをつける。
 レオネッサは28分、CB三宅に代えて左SB渡辺。さらに38分には左SH南山に代えて仲田を投入。左サイドを一新し反撃をかける。34分、右SH川澄がドリブルからシュート。GK山根がナイスセーブ。ジェフも前からよくプレスをかけて必死で守る。この時間になっても運動量が落ちない。だが43分、右SH川澄のスルーパスにCF高瀬が抜け出し強烈なシュート。GK山根がナイスセーブで弾き返すが、こぼれ球をOH増矢が押し込む。レオネッサが1点差に追いすがる。
 そしてアディショナルタイム3分、ジェフレディースのゴール前でレオネッサが間接FKのチャンス。ジェフレディースはGK山根を中央に左右に5人ずつ、ライン上に選手が並ぶ。だが1回目はジェフの選手の飛び出しが早く、CB櫻本が2枚目のイエローカードで退場。一人少なく今度は10人で並ぶ。そして高瀬が蹴った強烈なシュートは左ポスト内側に立った鶴見が身体を張って弾き返した。そしてホイッスル。ジェフレディースが最後まで身体を張り、運動量高く駆け回り、4-3でレオネッサに競り勝った。ジェフレディースの敢闘勝利だ。
 運動量、そして菅澤の強さと巧さがよく効いていた。一方のレオネッサは川澄と高瀬の個人能力の高さは目立ったが、連携がイマイチ。やはり昨シーズンまでのチ・ソヨンが抜けたのが大きい。澤・中島・南山の中盤ではなかなか効果的にパスが廻らない。次節からゴーベルヤネズも合流するが、個人能力ではなく連携で崩すサッカーを見せてほしい。