とんま天狗は雲の上

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皇后杯 準決勝 レッズレディース対ジェフレディース

 結局皇后杯に猶本は出られないようだ。このゲームでもレッズは柴田をCHに起用し、齊藤を右SHに置いた。ジェフはいつもの先発。菅澤のワントップに筏井がトップ下に座る。
 序盤からジェフレディースが積極的だ。5分、CH川村からの縦パスを受けて左SH深澤が右に展開、右SH安齋のクロスにCF菅澤がヘディングシュート。6分、CH岸川からの横パスにCB高畑のトラップが流れたところを右SH安齋がカットして、縦パスにCF菅澤が抜け出しシュート。わずかにポストの左に外した。
 しかし序盤からジェフのプレスが早い。レッズはなかなかパスがつながらず、攻撃が形にならない。後藤、吉良の2トップにほとんどボールが入らない。26分にはCH川村のクロスの流れから左SH深澤がシュート。ジェフレディースも押し込むもなかなかシュートが決まらない。
 34分、吉良のCKをGK山根が高く手を伸ばしボールをキャッチ。37分、筏井のCKをGK池田がパンチング。こぼれ球をCH瀬戸口がミドルシュート。39分、CH岸川からCH川村がボールを奪い、ドリブルから右に流して、右SH安齋がクロス。だがCF菅澤に合わない。44分、CB乗松の縦パスをCHがカットすると、OH筏井から右に流し、CF菅澤がシュート。DFが触ったがゴールキックの判定。ジェフは判定に泣かされる。前半スコアレスに終わったもののジェフ・ペース。
 レッズレディースは後半頭から齊藤に代えてFW清家を投入。吉良を右SHに開く。しかし後半に入ってもジェフレディースが積極的にプレスをかけていく。5分、中盤でボールを奪い、右SH安齋から左SH深澤が縦パス。CF菅澤が落として安齋がシュート。しかしOH筏井に当たり、GK池田が抑える。11分、筏井のCKにCF菅澤とCB乗松が競って倒れる。乗松が後ろから押したとアピールしたが、PKは取らず。15分、右SH安齋がドリブルからミドルシュート。DFがブロック。
 レッズレディースはなかなか攻撃に移れないが、今シーズン、リーグ最少失点のDF陣が身体を張ってよく守る。そして19分、FW後藤が粘って得たCKを左SB和田が蹴ると、右SB堂園がドンピシャ・ヘッド。なんとここまで押されに押されてきたレッズが先制点を挙げる。
 その直後の21分、右SH安齋が右サイドをドリブル突破、クロスにCF菅澤がヘディングシュート。CB乗松の手に当たってポストを叩くが、PKは取ってくれない。このゲーム、ジェフは判定に泣かされた。そして24分、中盤でルーズボールを奪ったFW清家が3人のDFを引き連れてドリブル。前に飛び出したGK山根の股下を抜くシュート。レッズレディースが追加点を挙げた。
 さらに28分、GK池田からのフィードにFW清家が抜け出すと、GK山根を抜くシュートがゴールに転がり込む。清家2点目。レッズレディース3点目。30分にも右SH吉良の縦パスにFW清家が抜け出してシュート。43分にはGK山根の頭を抜くループシュート。これは決まらなかったが、もう行け行け。清家を投入して展開が変わった。
 ジェフレディースも41分、FKから左SH深澤が抜け出してシュート。そしてアディショナルタイム3分、筏井のCKにCF菅澤がナイスヘディングシュート。GK池田が弾くが、バーに当たって落ちてきたボールを左SH深澤が押し込んでゴールを挙げた。1点を返す。だがゴールはあまりに遅かった。結局3-1でレッズレディースが決勝進出を決めた。
 ジェフは前半から幾度もあったチャンスを決められなかったのが響いた。結局レッズレディースがセットプレーの先制点から3ゴール。守備も堅く、後半からのFW清家投入も効いた。猶本がいなくなっていっそう力強さが増したようだ。ベレーザとの元旦決戦が楽しみだ。