とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

偽ビールを飲んで偽痛風になった。

 酒にはとにかく弱くて、若い頃には帰宅途中の電車内で吐いたり、ホームで吐いたりしてかなり辛い目にあってきた。学生の頃、布施明が「水割り、5杯が限度かな」というCMをやっていて、水割り5杯に挑戦したこともあったけど、せいぜい3杯が限度。とにかく気持ち悪くなり、吐いてしまう。親しい友人だけならば何とか気持ち悪くならずにいられるが、人間関係などに気を遣わなければいけないような呑み会は特にダメ。

 それであまり呑まないように自重していたけど、呑まないと食べてしまうのが難点で、何とか家に帰り着いても、夜中に気持ち悪くて目を覚まし、便器を抱いて吐く、ということが何度もあった。たとえ吐かなくても、酒を飲んだ夜はなかなか寝付かれず、朝も早く目が覚めてしまうので、翌日に響く。

 それでここ数年は、基本呑まないことにしている。おかげさまで最近は急性アルコール中毒のニュースが流れたりしたせいか、昔ほどは飲酒を強要されることもなくなり、アルコールを口にするのは年に数回。それもビール1杯程度ということが多くなった。乾杯のビールも断固として断ればいいんだけど、流れの中でグラスにビールを注がれて、そのまま1杯は呑んでしまうということが多い。まあビール1杯程度なら、少し寝付かれない程度で済む。

 それで先日、職場の呑み会があり、気楽なメンバーだったのと、お店のサービスで最初にスパークリングワインが付いてきたので、まずはそれを1杯。その後はノンアルコールビールを呑んでみた。そしてウーロン茶。いつもはウーロン茶だけど、呑み会の夜はたとえアルコールを摂らなくても眠れないことが多く、原因はウーロン茶のカフェインにあるのではないかと気が付いた。それでウーロン茶以外のソフトドリンクを色々と試しているが、どれも甘いものが多く気に入らない。本当はただの水がいいのかもしれない。それでノンアルコールビールを呑んでみたけれど、やはり不味い。独特の臭みがする。結局、その後はウーロン茶にしたけれど、問題は翌朝に起こった。

 朝起きたら左足首が痛い。見るとけっこう腫れている。

 実はその10日ほど前に階段の踊り場で向きを変える時に足首を捻って痛みを感じたので、その後はなるべく無理せずにいたら、次第に痛みは治まっていた。ところが呑み会の翌日に再び関節の痛み。一般の中年男性なら「すわ、痛風?」と思うところだが、私の場合は、尿酸値は昔から低い。それよりも数年前に患った「偽痛風」の方が可能性が高い。

 一応、改めて「偽痛風」で検索すると、やはり数年前と変わらない。新治療薬が出ている様子もない。足親指ではなく膝などの大きな関節。強い痛み。関節内にピロリン酸カルシウムの結晶が発生して起きるが、原因は不明。治療方法は、関節液を抜いて、痛み止めや炎症止めの薬を飲む。

 その日は午前中に用事があり、痛みも我慢できないほどではなかったので、湿布をしてロキソニンを飲んで1日を過ごした。翌日も同様。それでも3日目にはだいぶ痛みも治まってきた。もっとも足を庇って歩いていたら、今度は腰が痛くなってきたけど。近所の整形外科は最初に発症した時に、誤診の上にひどく怒られたので行く気がしない。前に診察してもらった病院や近くの総合病院はどこも午前中診療で診察に行く時間が取れない。それでいまだに病院には行かずにロキソニンを飲んでいる。

 Wikiなどを見ると「関節の破壊が進行して、変形性関節炎に移行することもある」と恐ろしいことが書かれている。それにしてもよく偽痛風になる。去年の肉離れの後に関節の痛みも、偽痛風だったに違いない。「予防としてシチメジン内服薬」が効くという記述もある。一度、病院へ行ったほうがいいかな。