とんま天狗は雲の上

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梅雨入りを発表する意味

 東海地方もようやく梅雨入りしたようだ。先週も雨の続いた日があって、そこで梅雨入りの発表があるかなと思ったが、結局、昨日まで延ばして、ようやく梅雨入りの発表となった。もっとも、実際の梅雨の期間は、今後の天候の推移をみて、秋に決定するそうだから、まだ変更される可能性はある。あくまで「梅雨入りしたとみられる」という発表だ。東海地方の1951年以降の梅雨入りで最も早いのは、1963年の5月4日だが、これは他の年に比べるとダントツに早い。2番目に早かったのは2011年の5月22日で、平年では6月8日というから、6月に入るまで梅雨入りを延ばしたかったのかもしれない。

 でも、梅雨入りの条件って明確な基準があるのだろうか。各日の降水量を正弦曲線か何かに当て嵌め、一定の降水量以上になる期間を梅雨とするとか何とか。それを示してほしいが、ないのだろうか。昨日のように速報値で梅雨入りを発表されても、実際には気象庁の発表とは関わりなく、雨が降る日は雨、雨が降らない日は雨じゃないわけで、結局、梅雨入りを発表したり、あとから梅雨の期間を確定することに、いったいどういう意味があるんだろうか。

 この類いの気象発表としては、桜の開花や紅葉前線などがあるが、梅雨の期間と同様、予想に意味があることは認めるが、標準木を観測して、開花日を公表することにはどんな意味があるのかわからない。ひょっとしたら気象庁としても、大して意味はないけど、マスコミが押し掛けるのでイベント的に実施しているだけ、ということかもしれない。だって、気象台近くの桜が咲こうが散ろうが、家の近くの桜の状況は自分で見ればわかるし、桜の名所の開花情報はそれぞれの観光地で公表している。

 それでも「梅雨入り」と聞くと、少し気が滅入る? いや、しばらく暑さがやってこないかとホッとする? 梅雨入りしたからといって、毎日雨が降るわけでもなく、結局は毎朝、天気予報を見ては、服装を決めたり、傘を持つかどうか決める。昨日は朝起きて、いったん半袖を来たけれど、娘を駅まで送った際に寒かったので、長袖シャツに着替えた。天気予報のお姉さんも「今日は長袖を着たほうがいいですよ」と言っていたし。うん、天気予報は役に立つ。それは認める。でも過信してはいけない。今日の雨は何時位に止むだろうか。自転車屋に行こうか、どうしようか。今日の天候にかかっている。でも夜になって、「今日は○時に雨がやみました」と言われても意味がない。梅雨入りの発表も同じ位、意味がわからない。