とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第7節 名古屋グランパスvs.FC東京

 開幕6連勝と絶好のスタートを切ったグランパス。代表のゲームに出場した稲垣と中谷も帰ってきた。中でも稲垣は初招集初出場にして2ゴールと活躍。またU-24に招集された相馬もアルゼンチン相手に活躍した。その勢いをリーグ戦に持ち込み、さらに開幕の連勝を伸ばしていきたいところ。相手は6位のFC東京。開幕戦をレッズと引分け、その後はセレッソヴィッセルに連敗と最悪なスタートとなったFC東京だが、ここ2試合は森重をアンカーに起用して連勝。ようやくエンジンがかかってきた。

 グランパスの布陣はいつもの4-2-3-1。柿谷をトップにシャビエルがトップ下。相馬はベンチスタートで、SHは右に前田、左にマテウスボランチは不動の米本と稲垣。DFもここ2試合変わらず、右から宮原、中谷、丸山、吉田。GKはもちろんランゲラック。対するFC東京は森重をアンカーに置く4-3-3。3トップは右から田川、ディエゴ・オリベイラアダイウトン。IHには東と三田が並ぶ。DFは右SBに中村帆高、左SBに小川諒也。CBは岡崎と渡辺剛で組み、GKは児玉。田川はU-24,小川は代表でそれぞれ活躍をした。

 前半序盤はFC東京が積極的に攻めていく。6分には左WGアダイウトンを起点に、CFディエゴ・オリベイラが縦関係のワンツーで抜け出してシュート。GKランゲラックがはね返すと、さらに右WG田川がシュート。これもGKランゲラックがナイスセーブするが、FC東京の3トップはいずれも前への意識が高く、よく動いて脅威だ。それでも10分過ぎる頃には次第にグランパスもパスを回して攻めるようになってくる。20分、CH稲垣の落としから左SHマテウスミドルシュートを放つ。22分、FC東京の右SB中村帆高が足の痛みを訴え、中村拓海と交代した。

 その後はお互い守備が堅く、膠着状態が続く。37分、FC東京は左WGアダイウトンの縦パスを右WG田川が落とし、右IH三田がミドルシュートグランパスも40分、左SHマテウスのクロスにOHシャビエルが走り込むが、手前でDFがクリア。続くショートCKからOHシャビエルの落としをマテウスミドルシュート。GK児玉がファインセーブで弾き出す。42分、FC東京が右IH三田のCKから右WG田川がシュート。だがCH稲垣がブロックする。グランパスも45+3分にCH稲垣がミドルシュート。45+4分には右SH前田がカットインからミドルシュートを放つが、枠を捉えられない。前半はスコアレスで折り返した。

 後半もお互いなかなか守備を崩せない。9分、OHシャビエルがドリブルで運び、横に流してCH稲垣がミドルシュートを放つが、CF柿谷の背中に当ててしまう。12分、グランパスはシャビエルと前田に代えて、OH齋藤学、左SH相馬を投入する。するとグランパスが積極的に攻めていく。だがFC東京も19分、田川に代えてCF永井、三田に代えて左IH安部を投入。すると、直後にはCF永井がミドルシュート。さらに、小川のCKを右WGディエゴ・オリベイラがニアでフリックすると、CF永井がライン際で折り返し、CH森重がシュート。ネットを揺らしたが、グランパスの選手がすぐにアピール。VARの結果、フリックしたボールがゴールラインを割っていた。ゴールは認められない。

 その後もグランパスが攻めていくが、FC東京の守備が堅い。グランパスはOH齋藤学が左サイドに偏り、相馬と被る感じで攻撃が詰まってしまう。32分、FC東京は左SB小川のCKにCH森重がヘディングシュート。しかしポストの右。33分、グランパスはCF柿谷に代えて山崎、CH米本に代えて木本を投入する。37分、相馬のFKはわずかにポストの右に外れた。直後、FC東京は右IH東に代えて内田を投入する。グランパスも41分、右SHマテウスを下げて、OH長澤を投入。齋藤学が右SHに移る。45+6分、左SB吉田のクロスをCF山崎がヘディングで落とし、左SH相馬が走り込むが、CB渡辺がしっかりブロックしてボールに触らせない。GK児玉がキャッチした。そしてタイムアップ。結局最後までFC東京の堅守を崩せず、今季初めての勝ち点1、スコアレスドローで終わった。

 首位フロンターレは今節もトリニータに勝利して、勝ち点差は3に広がった。もっともゲーム数もフロンターレの方が多いから、実質、勝ち点では並んでいるとも言えるが、得失点差では大差。ACLの日程変更に対応し、先日発表された新しい日程では、なんとGW中にフロンターレと2連戦。早くも今季リーグの天王山がやってくる。フロンターレとの決戦まで4試合。すべて勝つ勢いでがんばろう。そしてもっともっとゴールがほしい。